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バウアーのリハビリ/火星人の文字は牛耕式

バウアーのリハビリ

頑張れバウアー!

最初は「このYouTuber、吹き替えがヘンテコでおもしれー」って感じでバウアーのことを見ていた。
しかし7/1の中日戦で、不甲斐ない守備をしたチームにキレて「もういい!俺1人で守る!」って感じで自分で一塁を踏みに行ったのを見て、一気にファンになってしまった。

先月末、守備時に怪我をしてチームを離脱してしまったバウアー。毎週更新されるYouTube動画が先週はアップされなくてヤキモキしていたんだけど、今日はアップされて、リハビリの状況を見せてくれた。

順調に行けば10月20日の試合で復帰できるらしい。その頃にはもうCSに突入しちゃってるけど、1試合でもバウアーを見られるかもってだけで嬉しい。それ以上に、まだ投げようとしてくれてるのが嬉しい。早く良くなると良いな。
そんでバウアーが復帰するために、DeNAは頼むからCSに行ってくれよな。

欲を言えば、来年も日本に残ってくれたらとても嬉しい。別の国に行くとしても、日本語版のYouTubeチャンネルは続けてほしい。

火星人の文字は牛耕式

「ゲームチェンジの世界史」って本を読んだ。これまでの常識が新しい常識に塗り替えられる、「ゲームチェンジ」という概念に注目して歴史を見ようって試みの本。「紙と冊子」について書かれた4章が面白かった。

4章の内容を雑にまとめるとこんな感じ。

中国で生まれた紙は、最初巻物って形に縛られていたんだけど、それが西洋に渡り、横書きの文字であるアルファベットが書き込まれるようになることでページという概念が生まれ、冊子が誕生した。

「横書きのアルファベットによってページという概念が生まれる」という辺りが面白いポイントだ。

巻物は、人体の構造上、両手で両軸をもって左右に広げるのが読みやすい。そしてそんな巻物に書き込むのには、縦書きの文字が相応しい。
もしも巻物に横書きで文字を書くとしたら、適切な長さで改行を行う必要がある。これがページの始まりなのだそう。

大学にいた頃、映画『メッセージ』を見たり、『文字渦』を読んだりした影響でこういうことをよく考えてたな、と懐かしく思った。
身体性と文字の関係とでも言うのだろうか。例えば、

「仮に手のない種族が文字を持つとしたら、その文字は牛耕式に並ぶことになるだろう」

みたいなことを考えていた。
道具が持てない彼ら(クラゲっぽい火星人みたいなものを想像してほしい)は、きっと足で地面にそれなりの大きさの文字を書くことになるはずだ。であれば書く際にも読む際にも、歩きながら一筆書きのように文字を追える牛耕式の文字配列が適している。

この文字文化が成立する為には、彼らの身体条件に加え、環境条件も設定しないといけない。
草地や森林では地面に字が書けないので、彼らは、それこそ火星のような砂地に住んでいる必要がある。

こういうことをフワフワ考えるのはとても楽しい。

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