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誰もがそれを知っている/アスガー・ファルハディ監督

アスガー・ファルハディ監督・脚本の『誰もがそれを知っている』を見ました。イランの名匠ファルハディ監督の最新作で、スペイン映画(!)です。
https://longride.jp/everybodyknows/about.php?fbclid=IwAR0sct6bIJ7TEvUbK5p9h2WVgVJoyd4yJwRVUL5E2Wdi77PfoPiGPPUf0s0

妹の結婚式のためアルゼンチンから故郷スペインに帰郷し久々に家族と再会したラウラ(ペネロペ・クルス)。幼なじみで昔の恋人のパコ(ハビエル・バルデム)。結婚式のパーティでラウラの娘イレーネが何者かに誘拐され、身代金を要求するメールが届いて...という話。

「家族の秘密と嘘」。さすがのファルハディであって、これほどまでに「人」を描くことに執着がある監督はあまりいないだろうと思います。それは普遍的というよりはある意味でステレオタイプな人間像であって、どこにでもいるだろうし、その判断に於いても想像を超えるものでなく、ただその人と人との「重なり具合」の描く(あるいは見せる)のが非常に上手い監督ですね。それにしても本人以外は誰もがそれを知っているという。

監督:アスガー・ファルハディ  出演:ハビエル・バルデム | ペネロペ・クルス
2019年6月30日鑑賞

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