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ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古/サイモン・ブルック監督

『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』 カーペットの上に張られたの想像上の「タイトロープ」(これが原題)を渡るところからピーター・ブルックのワークショップは始まる。プロの俳優とともに身体のイメージを作り上げていく2週間を撮ったドキュメンタリー。彼が発する強く明快な言葉に比べて、内容的にはかなり難易度が高いものになっていると思う。実際、監督でピーターの息子でもあるサイモン・ブルックの映像も、わかりやすく(テレビ的に?)繋いでいるわけでもなく、リアリティーを求めるためにどれだけ感覚を研ぎ澄ますかという「実験」が繰り返されている。自分の動きの悪い身体でも、少しは動かしてみることでこそ感じられるものだろう。特に時間感覚の持ち方について今までにない発見があった。

監督:サイモン・ブルック  出演:ピーター・ブルック | 笈田ヨシ | ヘイリー・カミッシェル
2014年12月2日鑑賞

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