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ジェンドリンから見た「一致」

フォーカシング協会の集いin福岡初日の鼎談会で、下記拙論のことを話題にしていただいたらしいです。あいにく初日はわたくし欠席していたのですが。

田中秀男 (2015). 「一致」という用語にまつわる問題点とジェンドリンによる解決案. 人間性心理学研究, 33(1), pp. 29-38.

下記URLから全文をPDFでダウンロードできます:
http://hdl.handle.net/10112/13412

概要
一般に、カール・ロジャーズは、ウィスコンシンでの統合失調症治療プロジェクトを経て、それまで以上にセラピストの「一致」した態度を重視するようになったと言われている。その一方、ユージン・ジェンドリンは、当プロジェクトの重要な論客であったにもかかわらず、「一致」という用語を使うことがごくまれである。本稿では、ジェンドリンが「一致」という用語にどのような間題点を感じ、解決を図ろうとしたのかを、彼の初期の主著『体験過程と意味の創造』の観点から解明する。この解決案により、フォーカシングにおける「ぴったり」という言葉を使う際に陥りがちな誤解を防ぐための留意点を提示する。


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