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ゴサイクンダ レイクトレック - DAY 2

2023年9月中旬に、ネパール・ゴサイクンダへトレッキングに行きました。その2日目の記録です。この日の目的地はシン・ゴンパ(3,300m)


ドゥンチェの朝

4:50起床。早い時間帯は雲が晴れるのでは?と期待して早起きしたものの、残念ながらドゥンチェ全体を雲が覆っていて山は見えず。景色はあきらめて、今日から始まるトレッキングに向けて荷物をパッキングし直していると、いつの間にかランタン・リルン(7,234 m)が雲間から顔を出していた。10分程すると再び雲が山全体を覆い、ランタン・リルンは姿を消した。

雲間から顔を出すランタン・リルン

パッキングを終え、することもないので荷物を持って階下の食堂へ降りると宿の一家が仲良く朝食をとっていた。彼らのそばに座り、朝食をオーダーすると、ガイドが真新しい折り畳み傘を手に宿に戻ってきた。どうやら朝から商店が開いており、必要なものを買い足していたようだ。ネパール人の朝は早い。

食堂のモニターにはありがたい仏教の動画が流れている
朝食はエッグトースト
続いて、ブッダの生い立ち動画が流れる

トレッキング開始

朝食を済ませ、7:30にホテルをチェックアウトして、いよいよトレッキングを開始。今日は1,300mほど高度を上げる。

同じくゴサイクンダ方面へ向かうネパールの若者
気持ちの良い朝
触るとかぶれる毒草とのこと
集落を抜けて、山の中へ
そびえる岩山
真新しい鉄骨の橋
吊り橋
結局、今回のルートでは最初で最後の吊り橋だった
神様を右手に左回りで通過すると縁起が良いとのこと
滝のそばは涼しい
ゴサイクンダへ向かうネパール人たち

1時間ほど川沿いを歩くと、そこからは急坂を登る階段の道。道はきれいに整備されている。日が高く上りだすと汗が止まらない程に暑い。カトマンズ周辺も、この時期は夏の終わりという雰囲気で薄着の人が多かった。

所々にある休憩スペース
ひたすら続く急坂
山の斜面の集落と棚田

暑い、とにかく暑い。途中のロッジで冷たい飲み物が欲しくなる。気温といい湿度といい、日本と変わり無いような気がする。


よく冷えたエナジードリンク
久々にこのタイプを見た
風になびくタルチョが美しい
途中通りすぎたロッジの脇にある水場
冷たく見た目はキレイな水だが外国人は飲まない方がいい
水場の横にあるトイレをチェック
和式ぼっとんタイプで、手前の水でお尻を洗う
便器横にある黒いポリタンクがくず入れで、紙はここに捨てる
ニオイもなく、これでも清潔な方

仮設の茶屋

道中所々にある休憩スペースに加え、簡易的なかまどと平に整地された10-20畳ほどのスペースをよく見かけるようになる。これらは、ジャナイ・プルニマの時期にだけ営業する茶屋の跡地なのだとか。国立公園内では茶屋やロッジなどの常設の建物は制限されているそうで、登山者が増えるオンシーズンには、それらだけで需要を賄えないため、テントを張った仮設の茶屋が多く営業するとのこと。

仮設ティーハウスのかまど
今回の登下山でトータル数十ヶ所の跡地を見つけた

昼食

12:00、2軒ほどロッジのあるDhimsa(3,030m)でランチ。ネパールの定食ダルバートを注文。ロッジでは注文を受けてから米を炊くため、少なくとも30分以上待つことになる。

Dhimsaのロッジ
ロッジのワンコ
人懐っこい子猫
昼食のチキンダルバート
きれいな花がよく咲いていました
シン・ゴンパのロッジが見えてきた
ここまでは電気が通っている

シン・ゴンパ(3,300m)到着

昼食後も急坂を登って、少し傾斜が緩くなったかな…と思い始めた頃、ロッジの建物が見えてきた。14:00頃にシン・ゴンパ(3,300m)に到着。7-8軒のホテルが連なる小さな宿場町で、ヤクのミルクで作るチーズの工場もある。集落の中ほどにあるHOTEL RED PANDAにチェックインして本日のトレッキングは終了。宿にはすでに複数のトレッカーがチェックインしていた。客室は広くて明るく、Wi-Fiや電源も完備、使わなかったが階下にシャワー室もあった。

通りを挟んで並ぶロッジ群
宿泊したロッジ
ロッジの客室
大きな窓で明るく清潔な部屋
トイレは洋式でハンドシャワー付き
こちらも清潔だがペーパーは無い
結局使わなかった高山病の薬
カトマンズで購入
ドゥンチェでも売られていた

シン・ゴンパは地名ではなく、この地に古くからあるお寺の名称。「ゴンパ(グンバ)」とは寺院を指す言葉。ゴサイクンダへ向かう際のキャンプ地として寺周辺の土地が利用された後、1980年に今回宿泊したHOTEL RED PANDAが茶屋として最初に常設され、その後ホテルに。以降いくつかの宿が建てられて、現在の宿場町になったのだとか。エベルスト街道にあるナムチェのように、古くから栄えた交易路の村というわけではないので、周辺に民家もなく、最寄りの病院や学校は山道を1300m下ったドゥンチェということになる。

宿のそばに立つ古い仏塔
チャンダン・バリが地名
でも皆んなシン・ゴンパと呼ぶ
立派なニワトリ
16時を過ぎていたが、シン・ゴンパを後に、まだ先へ進むネパリ達
ドゥンチェ方向へ下るロバ
常温のビールは700NPR
1Lのミネラルウォーターが200NPR
夕食のフライドライス

夕食後、部屋でくつろいでいると雨が降り出した。シン・ゴンパに着いた時点でガスっていたため、ここからの眺めはまだ見れず…階下からネパール語で話す声が筒抜けで聞こえる。ネパール人はおしゃべりが大好きで、2人以上集まるとずっと喋ってる。雨が激しくなり、やがて雷雨になった。時折鳴る雷の音を聴きながら就寝。

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