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ゴサイクンダ レイクトレック - DAY 4

2023年9月中旬に、ネパール・ゴサイクンダへトレッキングに行きました。その4日目、ゴサイクンダ(4,400m)からロウワー・ゴプテ(3,660m)までの記録です。


ゴサイクンダの朝

4:50起床。以前、冬のネパールで標高3,000mのロッジに泊まった際、寒さで眠れないことがあった。今回は9月だが標高は4,400m。昨夜はどれほど冷えるかと警戒したが、結果はライトダウンジャケットを着て布団と毛布があれば十分だった。ただ、空気が薄いせいか、あまりよく眠れなかった。
窓の外には星空が見える。今朝も快晴のようだ。静まり返ったロッジの廊下を音を立てないよう歩いて外へ出ると、雲海をまとった湖が星空の下で静かに水を湛えていた。

雲海の上にあるバイラヴクンダ
ゴサイクンダからバイラヴクンダへ流れる滝
テントの跡と思われる竹で組まれたフレーム

朝食まで1時間以上、湖の周辺を散策した。風もなく、ライトダウンやフリースジャケットがあれば十分。朝食はチャパティを選択。味のないピザのようなものでイマイチ。朝食選びが課題の一つとなった。

朝食のチャパティ
朝は塩気があるものが食べたい…

ゴサイクンダ出発

7:30出発。青空を映すゴサイクンダを後にする。快晴の湖は昨夕と違った美しさを感じさせる。これでゴサイクンダも見納めとなる。

風もなく水面も穏やか
振り返って見下ろすゴサイクンダ
ゴサイクンダへ流れ落ちる滝
滝の上部に張り巡らされた無数のタルチョ
この辺りはゴミが少ない
ゴサイクンダの上部に位置するBarda Kunda
さらに東側にあるNilkantha Kunda

湖や山々に囲まれた緩やかな坂道を登っていく。この辺りが今回のトレッキングのハイライトではないかと思う。

湖を巡りながら緩やかに高度を上げていく
太陽神の湖、スルヤクンダ

スルヤクンダで最高地点(4,610m)到達

9:20、スルヤクンダ横の小高い丘を登る。標高は4,610mで、今回のトレッキングの最高地点となる。雲が上がり始めていたため、残念ながら遠くの山々までは見えない。この夜、同宿となったシドニーから来た女性は、早朝にロッジを発ち、この丘に早い時間に着いたため、雲に邪魔されず360度見渡すことが出来たようである。

今回のトレッキングの最高地点
最高地点から見下ろすスルヤクンダ
ネパール人は軽装で登る

ひたすら下る鬼下り

スルヤクンダを過ぎると一気に下りとなる。数年前に整備されたばかりという真新しい石段が遥か下方まで続いている。これから1,000m下り続けることになる。これだけ下りが続くとなると、脚を痛めないよう慎重に下らなければならない。

湖方向を見返す
仮設ティーハウスの跡地
動物の糞も落ちていない綺麗な石段
綺麗な草花
たんぽぽの群生地
休業中のロッジ
岩山の間をひたすら下っていく
一気に800mほど下る
フェディの尾根に建つロッジ
滝を臨む宿泊地フェディ

フェディ(3,730m)で昼食

11:30、フェディ(Phedi)に到着。ここで昼休憩。ありがたいことに、ここではWi-Fiを使えた。1.5日ぶりにネットに繋がる。昼食はダルバート。大量のご飯が盛られていたが完食。山羊のミルクもご馳走になった。微かに酸味を感じた。何か混ぜてるのかな?腹痛覚悟で飲んだが、結局なんともなかった。

山盛りのダルバート

雨に降られる

12:30、下山を再開。時折登り返す箇所もあるが、鬼下りは続く。急峻な山肌を縫うように作られた道は、たびたび滝をまたぐ。

徐々に樹林帯になっていく
度々、滝のそばを通る
大きな滝にかかる橋には屋根が付いている
すれ違う山羊の群れ
飼い主は居ない
と思ったら牧草を担いだ飼い主の女性が後方の集団を率いていた
女性が何を言っても道草を食べ続け動かない山羊たち
牛の群れともすれ違う
標高が下がると再び花も増え出す
Upper Ghopteのロッジは休業中

下山を再開して1時間ほど経った頃、大粒の雨が降り出した。準備していたポンチョを被る。ガイドは折り畳み傘をさした。20分ほど強く降ったのち、降ったり止んだりを繰り返しながら雨足は次第に弱まっていった。

ロウワー・ゴプテ(3,660m)に到着

雨が上がった15時ごろ、ロウワー・ゴプテ(Lower Ghopte)に到着。2軒並んだロッジの大きい方にチェックイン。Wi-Fiは微弱ながらも使えたが、電気は通っておらず今夜も充電はお預け。カメラ関係のバッテリー残量はほとんどない状態に。
16時ごろ再び雨が降り出し、ロッジ周辺も雲の中に。他の宿泊者やガイド、ポーターたちも、みんなすることがなく食堂へ集合。食堂はチムニーが焚かれていて暑いくらいに暖かかった。

宿泊したMENDO HOTEL
日当たりの良いツインの部屋
壁に開いていた覗けるくらいデカい穴
宿の周りに咲いていたトリカブトっぽい黄色い花
食堂に置かれた洋式便器
もう時期設置されるのか…

夕食はネパールの焼きそばチョウメンを注文。2人前以上はある超大盛り。スパイシーで美味しいのだが流石に食べきれなかった。量多めの傾向があるので、これ以降は少なめで注文することにした。

夕食のチョウメン
美味しかったけど量が多すぎた

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