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レンタル何もしない人

東京板橋区でアクセスバーズのHIDEMIサロンを運営している玉置佑帆です。

少し前ですが、メディアで「何もしない自分」を貸し出す人が話題になってました。テレビドラマにもなりましたから、ご存知の方も大勢いらっしゃるでしょうね。

「何もしない」を職業にした男性


「何もしない自分を提供します」が需要がある時代になったんですね。これもSNSが発展して、ちょっとしたアイデアが形として提供できるようになった時代も関係があると思います。

記事ではライターさんが、レンタルさんのことを、

「レンタルさんは、さまざまな依頼人の心のスキマに寄り添うが、なにか特別なスキルで依頼者を癒やすわけでも、的確なアドバイスを繰りだすわけでもない。本当にただそこにいるだけ。極端な話、空気のような存在なのだ。」

「レンタルさんは、どんな解釈でも依頼者にとっての正解なのであればそれでいい、と飄々としている。」

と書いています。

「必然的に彼らが求める解釈として提供されるだけなので、正直、肩書はなんでもいいんです。依頼者が必要だと思ってくれる存在でいられればどんな形でもうれしい」というレンタルさん。

自然体のレンタルさんに対して、「レンタルさんの生き方は」というほど大上段に構える必要もないのかもしれないですが、仕事に関して、お金に関して、いかに私たちが思い込み、制限、決めていることに囚われてるか、を教えてくれますね!

気づきと面白さを見出すことの大切さ

彼の場合、「自分は何もしないのが一番向いていた」それに気づき、そこに面白さを見出したことが、今につながっているようです。

私は難聴ですが、かっては、聞こえにくい自分が嫌で、聞こえないことを言い訳に、自分自身にたくさんの思い込み、制限、決めつけを行ってきました。

このようにサロンでひとりひとりに向き合うお仕事をさせていただくとは想像もしておりませんでした。アクセスバーズに出会い、アクセスバーズを他の方にもしてあげたい!このアクセスバーズの素晴らしさを伝えていきたい!と思った時、私の「聞こえない」はハンディでなくなりました。

私がハンディを自分の強みに変えられたときに・・・奇跡がおきて

聞こえにくいが故に知っている「静かさ」は、私にはかけがえのないものに変わり、時には、聞こえないが故に「敢えて聞かない」ということも実は大切なことだったのだと知ったのです。

私は子供の時から、聞こえにくいので、顔の表情をよく読む子どもでした。そして顔の表情や口元から感情や言っていることを読み取ることを自然にやっていました。時には、訳も分からないけど、相手と同じ表情を模倣していたことも。同じ表情を真似していると、不思議なことに感情が伝わってくるのです。それを直感、というのであれば、直感が働く子どもだったと思います。

聞こえないから、いやだった静寂が今では私にとっては大切なものに変わりました。そして、なんでも聞こえるのが良いわけではない、聞こえすぎることで、余計な雑念・雑音になる場合もあるということを実感しています。

そこに気づいたとき、一対一の接客はダメだ、と思いこんでいたアクセスバーズを仕事にすることが出来ました。

私にとっては奇跡でした。

「レンタル何も聞かない人?」

いまは、一切の雑念に振り回されない静かさをアクセスバーズとともに提供出来ればと思っています。

そんなわけで、私の場合、さしづめ、「レンタル何も聞かない人」でしょうか?

でもおしゃべりは大好きなんですよね・・・是非お話を聞かせてください。聞きたい気持ちでいっぱいです。

HIDEMIサロンでは、一人ひとりのお客様に対して、いかに決めつけずに寄り添っていけるか、アクセスバーズを通して、追求していきたいと思います。


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