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人生で何度目かのイニシエーションとセレモニー

今日、とても楽しみにしていたイベントへ行ってきた。
イベントの詳細はのちほどくわしくお話しするとして。

そこで受け取ったものがあまりにも美しいから、今の気持ちを書いていたいの。

『わたしの中でずっと悲しかった何かが終わって、そして愛に運ばれてやさしい何かがはじまった』

ことばにするとそんな感じ。

その場で言葉にしたことに、なみだがとめどなくあふれた。
脳の反応じゃない、
胸の内の蓋がぱかんと音を立てて開いて
そこから泉のように溢れ出した、と感じた。

自分でも初めての溢れ方にとまどった。
こんなことは初めてだ。

安心して声をあげて笑うように、
安心して声をあげて泣いている。

初めて会う人のたくさんいるその中で、
見守られながら。

産声のようだともおもった。


こころの最奥がひらかれてゆくのを感じる。
ここから何かがはじまってゆくのだと、確信をもっている。

それは愛についてのこと。
わたしの人生のテーマは愛すること。
なぜなら人生の前半において、愛はわたしにとってとても複雑で、困難で、恥ずべきもので、遠いものだったから。


産声をあげたのは、
そのわたしも包み込んで愛してゆくわたし。

複雑さを単純に
困難を簡単に
恥ずべきものを誇るべきものに
遠いものを近いものに

この世で1番わたしが大切にしたいものは
大好きになった人と
こころもからだも
深く繋がって愛し合うことです

軽やかに笑いながら
当然のことのように口にする未来へ
きっと今日、すべてが反転して動き出した。

そこに理由も目的もない。
だってそうしたいじゃないと。

このことを、奇跡と呼ばずに何と呼べば良いだろう。
その場の何もかも、誰も彼もが祝福に満ちていて、
この奇跡がほんとうだと言外に教えてくれている。

からだは正直で、すべて出し切ってイベントから帰宅したあと、
喉が腫れてきた。
本当のことを、愛だけを言葉にしてゆく準備をしてるのね。


今日はきっと大丈夫、という深い安心感につつまれながら早めに眠ろう。

おやすみなさい。



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