界隈脳
このタイトルからどのような事を思っただろうか。
まず「わけ分かんない」がくるだろう。
造語ってむずかしいね🤗
とりあえず「恋愛脳」「仕事脳」みたいな、
「〇〇脳」という「〜的思考に囚われている状態」
と考えてもらえばいい。
何も新しい事を話すわけではない。むしろ世の中でほとんどの人が経験したことあるやつだと思う。
最近では「和室界隈」なんてワードがバズっている様だけど、あれは界隈としてのラベリングの仕方が秀逸なネタだった。
「確かにTikTokの地味な人って和室率高いけど、そこを取り上げておもちゃにしちゃう!?天才かよおもろwww」「和室ということばで間接的に投稿者の芋っぽさを揶揄するセンス」と多くの人に思わせるだけのインパクトがあった。
意味としてはただの悪口だけども。
界隈を知って
私は生まれてから色んな
“界隈“
に触れてきた。
「属性」「サービス」「部屋」「リーグ」「宇宙」「世間」「共同体」と言い換えてもいいかもしれない。
ボカロ・歌い手界隈、音ゲー曲界隈、Kawaii music界隈、界隈曲界隈、Android界隈、自称進学校界隈、エグリプト界隈、進研ゼミ高校講座界隈、非モテ界隈、読書好き界隈、Quora界隈、2ch界隈、ヤフコメ界隈、HSP界隈、心理学界隈、ビジネス本界隈、マンガ界隈、pixiv界隈、ガルちゃん界隈etc…
挙げ出すとキリがないのに止まれない所が私の悪い癖😅
中1から多く触れ始めてきた界隈で思い出せるのがこれくらい。
極論言えば「男子」という大きな社会的カテゴリも「界隈」になり得るだろうし。
男子界隈。私も正に今日(2023.02.08)経験したことあるよ?
体育の授業で着替えをしていたけど、私以外のほとんどの男子が
「サンプル物が一番抜けるんだけどww」
「FC2が一番最強」
「そのシチュは最高すぎる」
みたいな話をしていた。ヤフ知恵で見た「世の男子高校生は男子同士では下ネタばっか話している」というのは本当だったんだ。
その時は非常に「あぁ、世の男子ってこういう話をするんだな。男子界隈ってやつなんだな」と思ってしまったなぁ。
内容は品がないけども。
界隈の定義
SNSなどは最早サービスの名前の語尾に「界隈」を付けただけに過ぎないのだが、ある程度の参加障壁(得体の知れないものへの警戒感など)や退出障壁(依存症など)の高さはそのまま「界隈」と呼べるだけの閉鎖性を満たしているのではないか。そういう意味では正にこのnoteだって「界隈」と呼んでいい。
月会員制のサービス利用者も、有料だが「界隈」に入っていると言っていい。
私立学校生、FANBOX、通信教材、フィットネスジム、有料老人ホーム、マイレージ上位会員限定の空港ラウンジ、オンラインサロン…
全て私の経験談なのだが、ネットにハマる人ほど
「システムやサービス名などの界隈名」で人をざっくりと見ているフシがある。
〇〇厨とか、〇〇豚、〇〇ist、〇〇民、〇〇主義者、〇〇er、〇〇世代とかね。
聞いていてあまりいい響きとは思わない。
例えば煽り厨、v豚、ミニマリスト、なんj民、完璧主義者、スポーツのプレイヤー、Z世代とかかな?
ここでもnoterという単語がある。writer(執筆者)よりオシャレだよね。
それが一概に良い悪いではなく、ただの私の感覚の話。
怖さ
ただ私はこの「界隈脳」に気づいてからというもの、これが何か自分や周りに影響を及ぼすかもしれない気がして怖い。
自然と主語が大きくなること
例えば、ミニマリスト・Z世代・なんj民・黒人・ブルジョア
みたいに「ある一定の性質をもつ人たちを十把一絡げにする言葉」があるとする。
確かにこの手のことばは、会話のしやすさやコミュニケーションのネタとして必要だと思う。
しかし「十人十色」「人それぞれ」ということばを考えると、
「〇〇界隈の奴らって〜〜だよね」「□□な所があるよね」みたいな口癖?形容の仕方は、正しくモノを見る目や「多様性の考え方」を曇らせてしまう気がする。
ポジティブなイメージの例:
「Z世代はみんなIT機器に強い」→IT機器に疎い人の存在を無視している
過度に褒め殺している
ネガティブなイメージの例:
「Z世代はみんなTikTok見てばかりで頭が悪い」→TikTokしてない人にとばっちり。そもそも大勢に過度に悪口言ってるだけ
要するに主語が大きすぎるってだけの話。私たちは度々そうなってしまう。
でも主語を大きくして安易なこと言うのは簡単だけどバカに見られるかもしれない。
結果的に誰も言われて良い気分にならないということになってしまう。
また、褒めるにしても貶すにしても過度にするなということを言いたい。
感情を揺さぶられすぎると心の健康に悪いので、適度に褒貶すべき。
(むずかしい単語やめい😅)
終わり
人を界隈名でざっくり捉えてもあまりメリットがない。
褒めるにしても「その人自身」を褒めよう。
主語を集団ではなく個人にすべき。
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