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コミュニケーションをする際の基本姿勢のまとめ

 人事面談などを含め、コミュニケーションをする際の基本的な行動についてまとめました。私も時折これを振り返り、注意するようにしています。
 これらのポイントに意識を向けるだけでも、コミュニケーションの質は向上します。傾聴-受容-承認-質問を意識すると良いです。

傾聴(話をよく聴く)

話し手に対して、聴いていることを表現したり、相手が話しやすい雰囲気を作るために以下の行動をとります。

・「うなずく」ことによって、話し手に対して聴いていることを表現します。ただし、大げさなうなづきは不自然に映るので、ゆっくりと自然なうなづきを心掛けましょう。

・「あいづち」を打つことで話し手に聴いているということを示します。

・「アイコンタクト」を通じて、柔らかい表情で話し手の目を見ることで聴いていることを表現し、相手が話しやすい雰囲気を作ります。

受容(受け止める)

まずは話し手を受け止め、安心感を与えるために以下の行動をとります。

・相手が言ったことを繰り返すことで、話を聴いているという安心感を与えます。

・相手が話したことを言い換えたり要約することで、話を聴いているという安心感を与えます。同時に、自分自身の理解度も整理することができます。

・適度な沈黙を保つことが大切です。沈黙は不安を感じるかもしれませんが、相手に考えを整理する時間を与えるためには適度な沈黙が必要です。沈黙を恐れず、自分自身も思考を整理しましょう。

承認(認める)

相手のプロセス、成果、変化、存在などを認めることで、相手のモチベーションの維持や向上に寄与します。以下の点に注意しましょう:

・成果(途中の成果やプロセスを含む)を承認することが重要です。最終成果だけでなく、途中のプロセスも認めることが大切です。

・自身の組織にとって相手が欠かせない存在であることを認めましょう。どの会社でも、個々の人間が貴重な存在であり、上司としても最も重要な役割は、社員に存在感を与えることだと考えています。

・「できていなかったことができるようになったこと」を認めることも重要です。これは成長の一環ですし、誰もが日々少しずつ成長することができます。相手の成長を認めることは非常に重要です。

質問(問いかける)

基本的な質問をスムーズに実践できるようにすることが重要です。以下のポイントに留意しましょう:

過去質問:過去に視点を置いた質問をすることで、相手の経験や背景を知ることができます。
未来質問:未来に視点を置いた質問をすることで、相手の目標や計画について探ります。

肯定質問:ポジティブな視点で訪ねる質問をすることで、相手の良い側面や成果を引き出します。
否定質問:ネガティブな視点で訪ねる質問から、建設的なアプローチを引き出す方法もあります(少し難易度が高いです)。

限定質問:YES/NOで答えられる質問を用いることで、具体的な情報を取得できます。
拡大質問:自由に答えられる質問を用いることで、相手の意見や考えを深掘りすることができます。

以上が、話を聞く際の基本行動についてのまとめです。これらのポイントを意識して実践することで、より良いコミュニケーションを築くことができるでしょう。



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