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RBA(責任ある企業同盟)関連記事

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RBA(責任ある企業同盟(Responsible Business Alliance))関連の記事です。
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2024年4月の記事一覧

RBAにおける「自社の対応程度」をどのように自己評価していくか

 Responsible Business Alliance(RBA:責任ある企業同盟)において、その基準の「自社の対応程度」はどのようにしていけばよいでしょうか。最終的には検証済み評価プログラム (Validated Assessment Program (VAP))を受審することによって点数化はされ、一応は判明します。検証済み評価プログラムの関連記事は以下です。 とはいえ、最初からVAP受審ができるかというと、そうはいかないでしょう。ではどうすれば良いのかということを考

RBAにおけるVAP(検証済み評価プログラム)について

 Responsible Business Alliance(RBA:責任ある企業同盟)におけるプログラムの 1 つに検証済み評価プログラム (Validated Assessment Program (VAP))があります。これは、RBA基準におけるコンプライアンス検証です。すなわち、RBAの基準を満たしているかどうかの監査になります。ポイントは以下の通りです(詳細は下記サイトを参照)。 監査はRBA自身が実施するのではなく、独立した第三者機関が実施。 総合評価程度によ

RBA行動規範「すべての労働は自発的なものでなければならない」を考える

 Responsible Business Alliance(RBA:責任ある企業同盟)では、「すべての労働は自発的なものでなくてはなりません」という規定が定められています。労働者の自由と尊厳を保護し、強制労働を禁止するための重要な基準です。この規定により、労働者は自分の意志で仕事を選び、自由に離職する権利が保証されています。また、雇用者や人材斡旋会社は、労働者の身分証明書やパスポートを不当に保持したり、就職斡旋手数料を請求したりすることが禁じられています。このようなことは、

RBAから学ぶ、児童労働問題への包括的対応ー企業の社会的責任

 児童労働は、世界中で発生している深刻な問題です。多くの国と地域では、経済的な必要性、文化的な背景、教育へのアクセスの欠如など、さまざまな要因により子どもたちが労働に従事することがあります。しかし、児童労働は子どもたちの健康、安全、教育の権利を侵害し、彼らの将来に長期的な悪影響を及ぼす可能性があります。このため、多くの国際組織やNGO、ビジネス団体が児童労働の撲滅に向けて活動しています。レスポンシブル・ビジネス・アライアンス(RBA:責任ある企業同盟)の行動規範は、このような

インクルーシブな未来へ向けてー令和6年障害者差別解消法改正の深い意味、RBA対応も

 本日、令和6年4月1日から施行される障害者差別解消法の改正は、事業者にとって、新たな時代の始まりを告げるものです。この重要な法改正により、障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化され、社会全体の包摂性が大きく強化されることになります。これは単に法的要件を満たすだけでなく、障害のある人もない人も、お互いの個性や人らしさを尊重し合い、対等に生きられる共生社会を目指す上で極めて重要な一歩なのです。  詳細は、以下のリーフレットも参照ください。 合理的配慮  合理的配慮の