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人間学の学び(『致知』および「木鶏クラブ」等)

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雑誌『致知』の読後感、木鶏(読書会)クラブ、関連書籍についてまとめています。
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2024年1月の記事一覧

【書籍】予測できない変化に翻弄されないためにはー「五計」を意識ー小島直記さん

 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版社、2020年)のp316「10月3日:人生の五計(小島直記さん 作家)」を取り上げたいと思います。 人間の弱さは予測できない変化に翻弄されること  小島さんは60歳の初め、年の暮れに二階の一間で、人生におけるお別れの言葉を考えようとしたが、言葉が見つからず、最終的にはお酒に酔いしれてしまったエピソードを語ります。彼は当時、何か意味のある言葉を残そうと考えていたが、それが実現できなかったと述べ、人間の弱さは

【書籍】限界を超える練習ー野村忠宏選手の成長と人材育成への応用

『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』(致知出版社、2022年)のp40「1月13日:真に強くなるための練習(野村忠宏、柔道家)」を取り上げたいと思います。  野村忠宏選手といえば、アトランタオリンピック、シドニーオリンピックでも、アテネオリンピックで柔道競技で史上初の3連覇を達成した名選手です。そんな野村さんでも、ただ淡々と頑張るだけになってしまったことがあったそう。師範の細川伸二先生の言葉が野村さんを変えます。そんなことは、企業でもよくあるのではないでし

【書籍】『致知』2024年2月号(特集「立志立国」)読後感

 致知2024年2月号(特集「立志立国」)における自身の読後感を紹介します。なお、すべてを網羅するものでなく、今後の読み返し状況によって、追記・変更する可能性があります。 巻頭:數土文夫さん「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」p2  いわずもがな、上杉鷹山の言葉で、「行動すればできる、行動しなければ何もできない」。つまり、「どんなことでも強い意志をもってやれば、ず成就する」となります。即ち、やる気の大切さ、行動に起こす大切さを説いています。  その