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患者さんを待たせても爪を切った話

 患者さんの首を施術していて自分の爪が伸びている事に気づいた。
やりにくいなぁ、と思いながらその患者さんを終えた。
次の患者さんも待っていたが、まず自分の爪を切ってから施術に入った。

 今までは、患者さんがいるのにパチパチと音を立てて爪を切るのって
なんか嫌だな、と思ってて必ず患者さんがいらっしゃらないときに
切っていた。

 そもそも、プロならば一日の最初に爪の確認しておくべき!という意見は
ごもっともだと思う。
 ただ、間違いに気づいた時にスグに軌道修正できるかどうかは大事だと
感じた。
 施術方法でも、考え方でも、今までの自分が間違っていたと認めるのは
辛い。だからと言って、間違った考えのまま進むのはもっと辛い事になる。

 時々、自分の根本となる部分が間違っていたことに気づくことがある。
「今までの自分は何だったんだ」
 と思いたくなるけど、常により良くなるためにはコレはしょうがない。
「これからの自分は良くなっていく」
 と切り替えていくしかない。

 そんな事を考えながら爪を切っていました。

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