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日本株大幅続落

4月16日の日本株は大引け。
日経平均株価 38,471.2円(▲761円▲1.9%)
米株以上の大幅続落でした。
プライム、スタンダード、グロースもそれぞれ下落。

日本株取引が始まる前の日本時間4月16日朝方に引けた、4月15日の米国株は、大きく続落して今週が始まりました。
NYダウ  37,735.11ドル(▲248ドル▲0.6%)
S&P500  5,061.82(▲61▲1.2%)
NASDAQ  15,885.01(▲290▲1.8%)
もろ日本株が影響を受けましたね。

中には、日本株は米国株に過剰反応し過ぎとか、日本株のバリュエーションは米国ほど過度には高くない(つまり割安)、などの声も聞かれます。

その米国では小売売上高の強い結果を受け、利下げ観測がさらに後退しています。
利上げの声さえもあがるほどです。
金利が大幅上昇し、10年債は4.6%超、ドルも154円を突破してしまいました。
この金利上昇を受け、大手ハイテク株が大幅続落しています。
特に人員削減が伝わったTeslaは、▲5.6%の暴落です。。
そして、テクニカル的には、とうとうS&P500とNASDAQは50日移動平均線を明確に下抜けしました。この状況は5ヶ月振りです。
ただ、移動平均線と株価は必ず収斂していくものなので、離れたらくっついて交わるということを繰り返していきます。

ここまで米国の消費や経済が強いことを示す経済統計が続きましたが、この4月以降で、相場の地合いが悪くなったのは、確定申告に絡むナンピン資金の枯渇、米国経済に何の影響も与えない遠くの国での地政学リスク、などが原因です。
そしてまた先日お伝えしたように、また大統領選挙の年の4月は弱含む傾向が強いです。まだ想定内の動きの範囲という見方が大勢をしめます。

現在の米国は、インフレ懸念より商業用不動産ローン、企業借入の借り換え、クレジットカードローンの増加でハードランディングになるリスクの方が大きいです。
保険代が贅沢品と言われる時代で、保険代の急騰で車両保険に入れないアメリカ人が増えて車の販売台数が減っていると言われてもいます。

したがって一部で言われている利上げは厳しいと思われます。
FRBのプライオリティはインフレ沈静化ですが、本来はは金利を下げたい方にあるのではないかと見ています。

そして、ドル円は155円目前。
このまま円安が続けば、通貨危機になってしまうんじゃないかと心配する人もいるのでは?
まあ、トルコリラの様にはなってしまっては、日本ばかりか世界経済も崩壊してしまいますね。

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