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【映画100選 超ショートレビュー 第15回】椿三十郎(1962)

 満開の椿へのショットは緻密なロジックで物語=アクションを動かす浪人にその名を与え、その形象が襲撃の合図=記号となり、クライマックスに小川を流れゆく白い椿へとそのイメージを結晶させていく。
 ラストの対決シーン、それまで抑制されていた抜き身の刀のようなギラギラとした感覚がその刹那に血飛沫として噴出する!

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1962年製作/96分/日本
監督:黒澤明
日本初公開:1962年1月1日

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