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PrusaSlicerの教科書 〜アイロニング機能〜

この記事では、Prusaが提供するスライスソフトウェア「PrusaSlicer(プルサスライサー)」のアイロニング機能の説明と、実際に操作を行うポイントを解説します。

例えば、文字やロゴを浮き出させるような3Dプリントオブジェクトを作るときに、文字部分をきれいに仕上げたいという要望にお応えします。

アイロニングとは?

アイロニング機能は、PrusaSlicer2.3.0から加わった新機能です。

アイロニングって単語、ピンと来ないですが、要は3Dプリントオブジェクトの上面をきれいに均してくれる機能です。

かなり見た目がよくなります。

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左がアイロニングあり、右がアイロニングなしです。

これ、解説するよりも、やってみたほうが実感する機能なので、ぜひトライしてみてください。

アイロニング機能の使い方

まずプルサスライサーを起動し上部のタブから、「プリント設定」に進みます。

スクリーンショット 2021-01-28 12.36.57

左のタブで「インフィル」を選択しておいてください。

スクリーンショット 2021-01-28 12.37.02

まだ英語から日本語に翻訳されていないですが、「Ironing」という項目が加わっています。これがアイロニング機能です。

もし表示されない場合は、「高度モード」に切り替えてください。

操作は簡単、「Enable ironing」にチェックを入れるだけ!

スクリーンショット 2021-01-28 12.37.15

この状態でスライスしたものをプリントしてみてください。

動画で解説

実際にプルサスライサーを操作し、どのような変化が出るかを試しています。操作の参考にしてください。

トップの写真で紹介した2枚のプレートをプリントして比べてみた動画です。

幅広く使えるはずなので、文字オブジェクト以外のものも試してみてください。

それでは、今日も楽しい3Dプリントを!

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