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初ボーナスの思い出

先週末に夏のボーナスが出ました。こんなポンコツ教員にもボーナスを支給してくれる大学には本当に感謝しています。はじめてボーナスをもらったのは、今から30数年前の6月でした。私は、その年の6月に助手に採用されたので、その月に最初の給料と最初のボーナスを頂きました。

当時の大学の先生は、『文部教官』という国家公務員でした。国家公務員の給料支給日は15日でしたから、勤め始めて2週間しか経たないのに1か月分の給料をもらいました。それから2週間後の月末には、最初のボーナス(給料の半月分くらい)を頂きました。その時は、まだほとんど何もしていないのに、給料とボーナスを頂いて申し訳ない気持ちで一杯でした。

ボーナス(bonus)の語源は、ラテン語のbonus(ボヌス)であると言われています。ボヌスは、ローマ神話に登場する成功と収穫の神であるボヌス・エヴェントスからきたらしい。名前の由来は西洋ですが、夏冬に渡される臨時報酬という制度は江戸時代からあるようです。

江戸時代のボーナスは、『仕着せ/お仕着せ』と呼ばれていました。これは、奉公先の主人から奉公人に与えられる着物のことを指していました。お仕着せは、盆と暮れの年二回与えられていましたから、現代のボーナスに近い意味を持っていました。

ボーナスがもらえるのも、あと数回。最初のボーナスも思い出深かったのですが、最後のボーナスも記憶に残るんだろうなぁ。

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