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理系専門書ですが、地味に売れています!

恥ずかしながら、拙著『はじめの一歩 物理探査学入門』の売れ行きが気になって、Amazonのサイトで時々チェックしています。本の残り部数が少ないと、”残り5点(入荷予定あり)”のように表示されるので、この数をモニタリングすることで売れ行きがわかります。

正確な統計結果を記録していないので、あくまでも主観的な感覚ですが、週に1-2冊のペースで売れています。理系専門書は、あまり売れないので1000部売れれば、売れた部類に入ると聞いたことがあります。私が九州大学出版会と初版の契約を結んだ時には、1000部を発行する契約にしていました。これには付加的な条件があって、5年以内に1000部売れないと、本人に買取義務が生じるというものでした。初版1000部は、しがない底辺研究者には、かなり大胆(無謀)な発行部数でした。しかし、お陰様で1年半くらいで1000部が売れました。

現在は、現時点での誤植を修正した初版第二刷が売られています。この本は出版直後から私の授業の教科書に使っているので、年間30冊程度は固定的に売れるのですが、その数は微々たるものです。今のペースだと、この固定分を含めて約100冊/年が平均の売れ行きです。半年くらい前に、九州大学出版会から教えて頂いた販売冊数は1140冊でした。

とりあえずの目標は2000部ですが、定年時までには達成できそうもありません。しかし、ロングセラーになれば最終的に到達可能かもしれません。自分で言うのもなんですが、面白い理系専門書になっています。大手書店(紀伊国屋さんやジュンク堂さん)にも置かれているようです。もし気付いたら、手に取って立ち読みして下さい。


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