物理探査と野生生物 鹿との出会い
物理探査を実施するために山中に入ると、様々な野生生物に遭遇します。哺乳類では、エゾリス・ウサギ・イノシシ、鳥類ではキジ、ヤマドリ、オオミミズクなどです。今年のフィールド調査では、これらの野生生物にニホンジカが追加されました。
野生の鹿は、奈良では街中で普通に見られるので、それほど珍しい動物ではありませんが、山中で出会うと違った感動があります。福岡市内の街中でニホンザルを見たことはありますが、まだ山中では見たことはありません。カモシカも遠目で見たような記憶があるのですが、少し記憶が曖昧です。
ニホンジカの学名は、Cervus nippon といって、国名であるニッポンが学名に入っています。ニホンジカは鯨偶蹄目シカ科に属する哺乳動物で、日本国内では、北海道のエゾシカ、本州のホンシュウジカ、四国と九州のキュウシュウジカ、対馬のツシマジカ、屋久島のヤクシカ、馬毛島のマゲジカ、慶良間諸島のケラマジカの7亜種に細分されます。エゾシカは別種だと思っていましたが、亜種なんですね。
私が見たのは九州ですから、キュウシュウジカになります。最初にニホンジカを山中で見たのは宮崎のえびの高原でした。この時は、5-6頭の群れで山を駆け上る姿を数秒見ました。最新の生ニホンジカは、今月の由布山中で見ました。雪の中、小鹿?が遠くで動いているのを、これまた数秒くらい見ました。来年も見られるかなぁ・・・。
この記事をテレビを見ながら書いていたら、国内最高齢(81歳)の現役プロレスラーであるグレート小鹿さんの短いドキュメンタリーが流れてきました。動作はやや緩慢ですが、リングに上がって対戦しているだけで凄いです。
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