見出し画像

エゴサーチについて

 エゴサーチとは、自分自身がネット上でどうように受け取られているかを調べることを指します。誰が作ったのかは知りませんが、ego(自我/自己像)+search(調べる/検索する)を合成した、よくできた造語です。若い人の間では、省略形のエゴサの方が広く使われているかもしれません。エゴサは、自分のことを気にしすぎる(自意識過剰)行為として、ネガティブに使われることが多いみたいです。

 私世代では、このような新語について行くだけでやっとです。エゴサは殆どしませんが、拙著『はじめの一歩 物理探査学入門』の売れ行きが気になって、ときどきAmazonのサイトをチェックしています。これもエゴサの一種かもしれません・・・。理工系専門書籍は大量には売れないので、Amazon在庫の残りの冊数など表示されます。私の本も、残りの冊数が表示されているので、どれくらい売れたかがモニタリングできます。

 「今週は一冊も売れなかった・・・」とか「今週は2冊も売れた!」と、一喜一憂しています。拙著のレビューはあまり多くないのですが、大半は好意的な意見なので、嬉しく思っています。一方で辛口のレビューや評価(一つ星)も、少なからずあります。しかし、この低評価の出どころは大体わかっています。

 拙著は私の講義「物理探査学」の教科書として使っているのですが、定期試験が終わった後や、再試の終わった後に、低評価が付く傾向があります。レビューの内容も、「演習問題がない」などの意見が多いようです。一般的な読者なら”演習問題”は必要ないので、たぶん”私の生徒”であろうと推測できます。しかし、私はこの低評価を全く気にしていません。試験の不出来のストレスを、低評価を付けることで解消できるのなら、こんな安上がりで、良い事はありません。

 「低評価、バッチ来い!」です。でも、本当の低評価なら、考え直す必要がありそうです。売れ行き次第ですが、改訂版が出せるのなら、その時に改善したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?