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伊都キャンパスはラビリンス

九州大学の伊都キャンパスは福岡市西区の西端にあって、一部の敷地は糸島市に含まれています。元々この辺りは、糸島半島の丘陵地に当たり、大学が移転する前はミカン山でした。そのため伊都キャンパスの建物は、山を削ったり谷を埋めたりして造成した土地の上に建っています。

理系ゾーンの建物は、ウエスト○号館という名称になっています。このウエスト〇号館は、別々の時期に建てられましたが、連絡通路でつながっています。しかし、別々の時期に作られたことと、斜面を利用して作られたため、建物が変わると同じフロアの階数が変わります。

具体的な例を示すと次の通りです。私の研究室があるウエスト2号館の4階は、西隣にあるウエスト3号館の3階に当たります。また同じフロアを反対側に進んでいくと、ウエスト1号館の6階になります。つまり、”3号館3階=2号館4階=1号館6階”となります。伊都キャンパスの建物は、フロアの階数が統一されていないので、立体的な迷宮(ラビリンス)のようになっています。

また、ややこしいのがグラウンドレベル(地面の階数)です。私の居室に近いウエスト2号館西の北側の地面は2階になります。つまり、ウエスト2号館西の1階は半地下になります。伊都キャンパスに引っ越した初日、この複雑な作りが理解できていなかったので、エレベーターで1階まで下りたら”建物の外への出口が無くて”迷ってしまいました。結局、2階に戻って外に出ることができました。

さすがに今は慣れているので迷うことはありませんが、初めて伊都キャンパスを訪れた人は戸惑うようです。

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