年度末です　端数の調整

毎年3月は、年度末に当たります。しかし、予算の締めは1月早い2月になるのが一般的です。すでに2月は過ぎてしまいましたが、2月末が近づくと研究予算の残額を使い切るため、細々とした消耗品などを買うことがよくありました。

昔は予算額ピッタリの使用が求められたため、残り数10円や数円の端数調整に苦労しました。大体最後に買うのはクリップや茶封筒などでした。正確な金額は忘れましたが、一番小さなクリップは一個10円くらいで、茶封筒も同じくらいでした。たぶん。

Amazonで本を買うと、いまなら送料無料ですが、Amazonが始まった当初はある金額以上買わないと送料がかかりました。そこで考え出されたのが、端数調整のための本です。この本は表紙だけの本で、中身は白紙で何も印刷されていません。値段は100円でしたが、送料が100円以上だったので端数調整にピッタリで、隠れたベストセラー本となりました。今はもう無いようですが･･･。

トラックによる輸送では、以下に荷物を詰め込むかがコスト削減につながります。トイレットペーパーは軽いし嵩張るので、これ単独の輸送ではコスト高になってしまいます。そこでトイレットペーパーは、荷物の隙間に積み込まれるのだそうです。トイレットペーパーはクッションにもなりますから、隙間に詰めれば一石二鳥です。これは物流の端数調整です。