高原農場から見た阿蘇の涅槃像
”阿蘇山”は単体の山ではなく、根子岳(1433m)・高岳(1592m)・中岳(1506m)・烏帽子岳(1337m)・杵島岳(1326m)などを総称した呼称で、五つの岳を総称して阿蘇五岳と呼ばれます。この5つの峰を連ねた阿蘇五岳は、お釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ている事から『阿蘇の涅槃像』と呼ばれています。阿蘇山は、古来より畏敬の対象として人々に崇められてきました。
九州大学農学部附属農場・高原農業実験実習場は、阿蘇くじゅう国立公園内にある久住高原の雄大な自然に囲まれた環境にあります。タイトル画は、この農場から見た阿蘇五岳(涅槃像)の写真です。写真のように、この農場からは綺麗な涅槃像を拝むことができます。この写真は、前回農場にお邪魔した時に撮った写真ですが、お釈迦様のお臍のあたりから湯気が立っているように見えます。
この高原農業実験実習場では、その環境を生かし、常時100頭ほどの黒毛和種牛を放牧飼育しています。また、国内の植物資源を活用した牛肉生産システムの構築から、環境保全型でおいしい畜産物を生産するために分子生物学・形態学・生理学・家畜管理学など、非常に幅広い分野にわたる研究を行っています。
今日は、その高原農業実験実習場の一角をお借りして、MT法探査装置の性能試験を実施します。週間予報では天気は何とか持ちそうですが、寒さ(や雪)がちょっと心配です。
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