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電気探査アルアル 感電に注意

電気探査では、トランスミッタと呼ばれる装置で、地中に電流を流します。その時の出力電圧は数百ボルトで、電流も数アンペア、場合によっては10アンペア以上流れることもあります。

市販の電気探査装置が流す電流は、通常は数十ミリアンペア程度なので、感電してもほとんどわかりません。しかし、深部探査を目的とした電気探査の場合には、大型のトランスミッタを使って数アンペアの大電流を大地に流します。そこで、機材に触れたり、電線を間違って触ったりすると感電の危険性があります。

私は電気探査の実施時に、二回ほど感電経験があります。一度は、トランスミッタに触ってピリピリと感電しました。この時は、トランスミッタの塗装の禿げた部分を、不注意にも触ってしまいました。幸い、大きな電流が流れていなかったので、”ピリピリ”程度で済みました。

二度目は、トランスミッタに接続している電線が緩んで外れかけているのを直そうとした時でした。本来なら、トランスミッタを切って、安全を確認してから銅線の確認をするところなのです。しかし、ヒューマンエラーは作業に慣れた時に起きやすいと言われる法則通り、不注意にも通電中に触ってしまいました。

左手の指先が裸の銅線部分に触れたのですが、触った瞬間、左手が弾かれました。また、大電流が一気に流れて、心臓まで届いた気がしました。その時は、しばらく心臓がバクバクしていたと思います。この記事を書いていることからわかるように、幸い感電による事故にはなりませんでした。しかし、一歩間違ったら大惨事でした。生きててよかった~。

危ないので、良い子はマネしないで下さい。

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