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地熱発電所巡り(番外編) 霧島国際ホテル

 霧島屋久国立公園内の霧島連山の山麓にある大和紡観光(株)霧島国際ホテルは、敷地内で出てくる地熱蒸気を利用して平成8年3月から地熱発電を行なっていました。既存の温泉井を利用した、この発電所は、わが国で始めての小規模地熱発電所です。発電出力は、100kWと小規模ですが、最近まで利用され、タイトル図のように発電所の見学ツアーも行なわれていました。また、セパレータ(蒸気湿分分離器)で分離された熱水は、温泉として利用されていました。

 残念なことに、大和紡観光(株)が運営する創業以来50年の霧島国際ホテルは、2021年5月20日で営業を終了しました。理由は、ウイルス感染症拡大の影響による宿泊客の減少と、建物のリニューアル投資が必要なためのようです。

 2021年6月1日からは、親会社がマイステイズ・ホテル・グループに代わり、運営が再開されています。私も泊ったことのある、地熱発電に関係の深い霧島国際ホテルに、エールを送りたいと思います。「霧島国際ホテル、頑張れ!!


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