vol.74 会社の持ち出しで勉強させてもらえる人とそうでない人

vol.69から続いたテーマ「プライベートでの勉強」のラストです。
過激なタイトルです。(煽るつもりは全くないのですが)

Aさんは高額の有償イベントやセミナーの参加に会社からお金を出してもらっているが、Bさんは出してもらえない

こういったことが何故起こるのでしょうか??

。。。
。。。
。。。

厳しい話になりますがダイレクトにいうと、会社もビジネスがあるので投資判断をしているから、です。

「その人に◯◯を投資すると、ビジネスとして◯◯のリターンを期待できる」

といった具合です。
つまり投資対象者とそのコンテンツ(イベントやセミナー)を冷静にみている、ということです。

具体的なNGケースをあげます。

スキル見合いのNGパターン

「◯◯さんにはちょっとそのコンテンツのレベルが高すぎてそもそもほとんどインプットできないんじゃないかなぁ」
「◯◯さんは、ただただえぇ話やなぁ、で終わってしまいそうだなぁ。レポートを書いてもらったり、後日共有会とかを開いてもらうことにしたとしても、それ自体が目的になりそうだなぁ。」
※ テーマ「情報収集」でこの類の話しをしました。

コンテンツ内容のNGパターン

「そのコンテンツ自体当社にあまりメリットなさそうだなぁ」

こんなところでしょうか。

以前、「信用と信頼」で以下のことを書きました。

信用
 過去の実績などを担保として相手を信じること
信頼
 何も担保なく相手を信じること
つまり、信用は過去に対して、信頼は未来に対して信じることですね。
これは金融機関で考えるとわかりやすいです。信用してお金を貸すには担保がいります。一方で、担保も無しにお金を貸すのは通常できません。とても勇気のいる行動です。
ちなみにこの話しは「嫌われる勇気」というアドラーの心理学をわかりやすく説明した本に出てくる内容です

この問題はメンバーを信頼している/していない、という話でなく、投資の問題ですので信用が重要だったりします。

ですので、基本的には

会社から自分に投資してもらいたい

と会社の決済権のある人に思わせる必要があり、そのためには信用を積み重ねたり、なぜ自分に投資すべきかをプレゼンテーションしたりする必要があります。
ただただお金を出してもらおうとする人は多いのですが、ここは間違えないように気をつけた方がよいです。

ということで、テーマ「プライベートでの勉強」は終わりとします。

つづく
次回「人と違う意見を言うことについて 1

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