vol.72 業務で勉強する目的の中の違和感
前回から引き続き。
業務で勉強する目的を3つ取り上げました。
目的1: 戦略面
目的2: 人材育成面
目的3: 福利厚生面
今回はこの業務で勉強する目的の違和感についてお話します。
僕は目的2に違和感を感じます。
会社は学校じゃない
みなさん、よく聞かれるお話だと思うのですが、この目的2は割と学校的な側面を持っていると思います。
もちろんマネージャーがメンバーと「次はこういったことにチャレンジするのはどうかな?」というようなフォローの意味での人材育成は行うことがあるかと思うのですが、プライベートで勉強することを強制させることはできませんし、そもそもプライベートでも勉強するような人材に育てていく、という話もなにか違和感を感じます。
以前、人材育成面のところでこのような内容を書きました。
Googleではそもそもラーニングアニマル(学習をし続ける人々)の採用を目指しています。
ラーニングアニマルに興味を持った人はこれどうぞ。
エリック・シュミット他『How Google Works』(日本経済新聞出版、2014/10/9)
つまり、Googleでは公私関係なく色々なものを追求して勉強する人(学び続ける人)を採用する方針なのかなと思っています。(多くの他の海外企業でもそうだと思います。そもそも、みな、誰に強制されるわけでもなく、生き残りをかけてプライベートでも勉強している印象です。)
まぁここは日本なので、、、という考え方もあるかとは思いますが、それが問題になってきているのはみなさん薄々感じられるところではないでしょうか?
ところで数年前にこんなブログがバズりました。
「プライベートでは一切勉強したくない」と言っていた社員のこと
このあたりについて僕の意見を次回書いていきたいと思います。
つづく
次回「プライベートで勉強しない人について『個人的に』思うこと」
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