vol.82 決定について 3

前回

「会社においては、割とマネージャーが決定する場面が多いのではないでしょうか?」

と書きましたが、意思決定する役割の人は色々います。

マネージャーでいうと、チームマネージャー、グループマネージャー、ゼネラルマネージャー、エグゼクティブマネージャー、PdM(プロダクトマネージャー)、PjM(プロジェクトマネージャー)、、、などなど。
またマネージャー以外にも、従業員と一線を画す役員がいますし、役員と兼任することの多いCxO(別に従業員が就任してもいいですが)もありますね。

こういった意思決定者がたくさんいる中で、意思決定のルールが明確に決まっていないとマズイ、ということはみなさん疑う余地のないところだと思います。
そしてそれを明確にするために、一般的な会社では「職務権限規定」やその他細々としたルールを作成します。

ところが特に上層レイヤー(レイヤーという表現は好きではないのですが)の役割の間で決定が不明瞭だなぁと思うことは結構ないでしょうか?

一方で下層レイヤーでは上層レイヤーに比べると不明瞭になることは少ない(またはすぐに明確化できる)かと思います。

なぜか???

。。。
。。。
。。。

上層レイヤーでは

・取り扱う問題が複雑/高度なものが多く、各役割間に関連するものが多い

という背景があることによって不明瞭になることが多く、逆に下層レイヤーではある役割に落とし込めるために不明瞭になりにくい性質が影響していると僕は思います。

また、さまざまなルールで範囲が明確に決まっていたとしても、特に上層レイヤーでは実際の人間関係もかなり重要で、ここで意見が右往左往することはよくあるのではないでしょうか。。。

さらに、重要なモノゴトを決定する会議は、一度決定を逃すと次回n週後、1ヶ月後、といったこともあるかと思いますw
大体重役の方々はスケジュールが詰まっていて、時間を合わせることが困難だったりしますしね。

このあたりが解決されると、とてつもない好循環を生み出すことができると思います。

つづく
次回「決定について 4

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