vol.78 話し手の言葉について

前回から引き続き、、、

個人攻撃は当然NGとして、「非難」「誹謗」「そしる」という言葉の意味にあるように

1. 根拠のない事を言いふらしたり
2. 相手の非を責め立てたり
3. 攻撃的であったり
4. 利用する言葉が強かったり

する場合も問題があるので、話す側としてはその会話の対象(人自体ではなく、物事や言動などを対象とする)以外の注意すべきポイントなのではと思います。

ただし、ここは結構難しいところもあるのかなぁと思っています。
それは「1. 根拠のない事を言いふらしたり」はわかりやすいのですが、その他のものは感覚的でどこからどこまでが問題がないのかが曖昧だからです。
非言語(話し方や口調、表情、ジェスチャーなど)的なところや、話の本質や流れ、背景などによっても変わるでしょうし、例えそれらが完全に同一だったとしても、

ケース1. 100人いて、7割以上がその場にそぐわない

と思うケースもあれば

ケース2. 100人いて、5割がその場にそぐわない

と思うケースも「なんとなく」はあるわけで。。。

答えは無いのですが、基本スタンスとしてここらは気をつけた方がよいと思います。

今までの話をまとめると

話す側

・必要がなければ基本的に相手の意見を否定しない。よりよくなる話をする
・会話の対象を人自身としない
・根拠のない話をしない
・相手の非を責め立てたり、強すぎる言葉を使ったりしないようにする
 → ただし、これは非常に感覚的

聞く側

・会話の中で対象となっているものが自分である部分「のみ」を聞き流す
・根拠について質問する
・相手の強すぎる言葉に乗っからない

こんな感じでしょうか。

そしてなにより、会社でのコミュニケーションにおいては、担保(過去の言動や実績)無しにお互い信頼しあうこと、そしてその勇気を持つことが肝要なのでは、と強く思います。それが心理的安全性を作るためのキーワードではないかと思っています。

特にインターネットのように不特定多数の人が自由気ままに話しをする場においては、聞く側の人のスキルがとても重要になってきますよね。相手は基本アンコントローラブルなので。。。とても追い詰められたときはデジタルフリーになる手段も身につけておくといいかと思います。

つづく
次回「ただただ反対するだけでなく、提案もセットでお願いします

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