今回は、僕が「こんな心構えでみんなと仕事ができると最高だなぁ」と考える、エンジニアの心得を文章化してみました。(エンジニア、と書きましたが、他の職種の人たちにも結構当てはまる部分が多いのではないか、と思っています。)
僕は基本このロジックに従って業務を遂行しています。
でも、まだまだこれから色々経験を積む内にまたバージョンアップしていくと思いますので、まだver1.0です。僕自身、数年後に今の内容とどう変わっているのか楽しみです。
僕が考えるエンジニアの心得 ver1.0
1. 「なされるべきこと」
わたしたちは、一個人としてやりたいことをするのではなく、会社として「なされるべきこと」にフォーカスしたチームを目指します。
2. 「開発目的」
開発の目的は問題を解決することです。わたしたちの開発とは、問題をしっかりと見極め、コードへ落とし込み、リリースしてお客さまに価値提供し、問題が解決されたことを確認するまでの、すべての業務を指します。わたしたちは、開発はコードを書くだけ、という狭義の開発業務だけを行うのではなく、要件定義や各種設計はもちろんのこと、ビジネスやその他さまざまなことにも興味をもち学習し、積極的に関わる広義の開発業務を行っていきます。
3. 「案決め」
答えのないむずかしい問題は多くあります。しかしわたしたちは責任を持ち一生懸命考え複数案を練り、自ら案決めし提案まで行います。わからなくても「まずやってみる」。そういったチャレンジ精神を大切にします。
4. 「責任」
わたしたちは責任ある行動をとります。
わたしたちの意味する責任とは最後まで諦めずに仕事をやりきることを指します。
特に失敗したときには自ら率先して最後まで適切に対処し、振り返りにより社内全体で同じ過ちを二度と起こさないように対策するところまでを含みます。
5. 「信頼と勇気」
わたしたちは信頼と勇気を大切にします。
わたしたちの意味する信頼とは、信用と異なり何の担保もなく相手を信じることを指します。
そのため、アクションを行う側、受ける側、双方に勇気を持ちます。
6. 「コミュニケーション」
コミュニケーションは双方向通信です。
話をする側は、背景などを含めた説明、また質問を受けたときには最後まで説明する「アクション責任」を負います。
話を聞く側は、わかった/わからなかったと反応する「リアクション責任」を負い、すべてを自分事とします。
7. 「役職は役割」
役職はあくまで役割であり、そこに上下関係はありません。
役職者はその役割に応じた意思決定は行いますが、基本的には命令する人ではありません。
わたしたちは積極的に提案し、チームやプロダクトを改善しつづけます。
8. 「職人としての自己研鑽」
わたしたちは自己研鑽に励む心構えを持ちつつ、どのように生きていきたいのかしっかりと考えて、プライベートな時間を有意義なものとしていきます。
9. 「守破離」
業務に問題はつきものです。
問題というものは他企業にも共通したものも数多くあり、自分たちの中だけで知恵を絞り解決にあたるのは得策ではありません。
わたしたちは「守破離」の精神で積極的に外部の技術やプラクティスを学び自己流を確立してチームを改善していきます。
そして得た学びは他の同じ悩みを抱える世界中の人達へ積極的に発信し還元していきます。