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「夢みる小学校」の自主上映会に行きました。

 宮崎市のメディキット県民文化センターイベントホールで8月5日(金)に開催された自主上映会に行きました。午前の部、午後の部、夜の部の3回上映でしたが、私は14時開始の午後の部にいきました。完全予約制でしたが、結構たくさんの人が見に来られていました。子ども達の参加者も多く、一緒に楽しんでいました。

<自主上映会のパンフレットの一部>

 この映画は、国内に5つある私立「子どもの村学園」という小中併設の学校のドキュメンタリー映画でした。主に山梨県南アルプス市にある「南アルプス子どもの村小・中学校」での出来事が中心でした。
 たしかに一般的な公教育とは一線を画した教育が行われていました。特に、「プロジェクト」と呼ばれる子ども達自身の企画による学習(週に5~6時間以上行われている)が特徴的でした。また、指導者は先生という立場ではなく「大人」と呼ばれる、子ども達と同じ目線で一緒に学ぶ人でした。とは言え、文科省の指導要領を全く無視した教育が行われているわけではなく、準拠した学習は行われています。高校、大学へと進学していく中で、ここで育まれた力は徐々に発揮され、主体性、探究心、発言力という形で大きく開花していくようです。大学の教授の話からは、ここの卒業生の発言力、実現力、質問力のすばらしさが伝わってきました。
 今の公教育にある様々な問題点や基本的な公教育の考え方をもう一度見直し、作り直す視点がたくさん詰まったドキュメンタリー映画だったと感じました。
 ネットで調べたところ、創始者は元大阪市立大学教授の堀真一郎氏で、イギリスのサマーヒルスクールなどを範として創立したようです。堀氏は、現在、理事長をされています。この映画を見て入学を希望する人が殺到し、学校側は大変な状況になっているそうです。
 皆さんも自主上映会を開催したり、映画を見たりして、是非、これからの教育のあり方について考えて欲しいと思います。

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