たまたまブックオフで手に入れた『国際紛争 第8版』を読んでいる

たまたまブックオフで手に入れた『国際紛争 第8版』を読むと、とても歴史の勉強に役立つ。もっとも、本書はその名が示す通り、歴史上の国際紛争を分析している本である。
本書の著者のジョゼフ・S・ナイ・ジュニアは、マルクスを、富が集中することで国内紛争が起きるだろうというマルクスの予測は正しい、と述べているが、現実の共産主義が崩壊しているので、共産主義は間違いだとも述べている。
アメリカの政治学者であるジョゼフ・S・ナイ・ジュニアは、政府の仕事もしたことがある。本書は、歴史上の様々な固有名詞が登場する。相当、博識な政治学者である。著者のような政治学者がアメリカでは政府の仕事をすることがある。
日本の話をしても、貧しくなるから、あまり、話題にしたくないが、日本では、安倍・菅政権の学術会議問題を継承した岸田政権ではあるが、アメリカのようにジョゼフ・S・ナイ・ジュニアのような有能な学者を迎え入れて、国家強化を図ることは考えられないらしい。
アメリカをほめるような書き方をしてきたが、よくよく考えてみると、トランプ前政権では、バノンのような男が政権入りをして政治を悪化させたのだから、アメリカも、トランプ政権のときは日本のようなものだったのだ。
ともあれ『国際紛争 第8版』を、途中から、引き続き、読んでいきます。

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