同じ職場で働いていない労働者を見ると、なぜか怒りだす妙な日本人労働者

なぜか、日本人は同じ職場で働いていない労働者がいると、その労働者に怒りが向く奇妙な国民である。実際問題、そいつが働こうが、怠けようが、怒りを抱いているお前の労働条件、待遇は何も変わらない。この怒りの害は、労働者の連帯化阻止という企業経営者の目論見に乗せられて、その怒りの労働者は、自分は真面目で正義である、と勘違いしてしまうことだ。こういう日本人がソ連時代の労働現場に行くと、別の意味でストレスになって帰国してくるだろう。ソ連時代の労働現場は、労働者は働かないことが労働者にとってのデフォルトなのだ。始業時間には必ず、到着しない、到着したら、まず、お茶を飲む、すると、昼食時間が近づき、昼食を済ませたら、買い物に行き、夕方までかえってこない。帰ってきたら、もはや残り短時間が労働時間である。

こういう労働者と決して日本人労働者は働けないだろう。そして、自分は真面目で正義で働いていると思いながら、過労死で死んでいくのである。

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