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相手を喜ばす2種類の方法

昨日は、引き渡し前の住宅をお施主さんに最終確認してもらいました。「本当にいい家になりました!」と言っていただき、感動と、関わってくれているスタッフや業者さんに感謝しかない上田です。

今日は、相手(お客さん)を喜ばす方法について書こうと思います。

すごく当たり前の話ですけど、仕事に熱中すると見失ってしまったりする人も多いので改めて書いて見ようと思います。

喜ばす2つの方法

僕たちのように住宅の設計施工をしていると、一軒の住宅を建てる際に関わるスタッフや業者さんの数は20〜30人程にもなります。

社内だけでも、営業、デザイナー、設計、工務、事務と最低でも5人です。

この20〜30人が複雑に絡みありながら住宅を作っていくのですが、やはりここでの喜ばす相手はお施主さんですよね。

役割によって、お施主さんとの関係が濃い場合と薄い場合がありますし、直接的に喜ばすことと、間接的に喜ばすことがあると思います。

直接的に喜ばすことは、頼まれたことをプロの仕事としてきちんとやればある程度は喜んでもらえますが、間接的に喜ばすこと少し難しくて、想像力が必要です。

間接的に喜ばすことってどういうことか少し書いてみようと思います。

一番大切な間接的に喜ばす方法

例えば、デザイナーや設計の場合は、家の詳細を決めていく時の打ち合わせの資料があると思います。

これは、もちろん資料を見やすくするという話ではなくて、(そこは当たり前で)、1回で決めて決めてもらえる資料作りをすることです。

具体的にいうと、お施主さまに1回で決めてもらうためには、モノ(商品詳細)、金額、メリット、デメリットをセットで提示することが必要で、これのどれかが欠けると1回で決めてもらえる可能性が落ちます。

モノを買う時の思考を考えると、商品を見る→金額が気になる→他のものと比べたくなる→メリット、デメリットと価格のバランスをみて買うことを決める。という流れになると思います。

なので、打ち合わせの時に商品のカタログだけ持って行っても、「金額いくらになりますか?」と必ず聞かれますよね。「金額は次回の打ち合わせで出しますね」とよく答えたりしていると思いますが、資料を提示したら聞かれることとその答えを想定して準備することで1回の打ち合わせで内容が決定します。

打ち合わせが1回伸びるとおおよそ一週間無駄にする(お施主さんに負担がかかる)ということを想像するとが間接的に喜ばすことになると思います。


もう一つ例をあげると、工事現場での立ち振る舞いも間接的に喜ばすことに繋がると思います。

現場に携わるのは一瞬ですが、お施主さんは永くそこに住むということを考えて、近隣への配慮やお付き合いをすることが大切です。

お施主さんが住み始めてから、「ここの工事されていた会社は感じがよくていいね」なんて言われると、お施主さんも嬉しいですよね。

想像力が一番のスキル

このように、間接的に喜ばすことって、地味なことかもしれませんが、気持ちよく商品を買っていただくために大切なことだと思います。

そのために、想像力を膨らませて、自分が関わる仕事でどのように相手を喜ばすことができるかを常に考えることが、オンラインやSNSなどインターネットを介しての繋がりが増えるこれからには、さらに大切なスキルではないでしょうか。


ということで、今日も学びの多い一日でありますように!!



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