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映画やエンタメに関する文章を少し長めに、きちんとか書きたいなと思っています。 そこから…

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映画やエンタメに関する文章を少し長めに、きちんとか書きたいなと思っています。 そこから、映画について語り合えれば、ステキですね。

最近の記事

ひでGのこだわり映画館15

賛否両論、嵐のパート2 「ジョーカー・フォリ・ア・ドゥ」 さあ、僕にとってのこの衝撃作は吉か凶(狂)か? 観る前のワクワク感がたまらない! 冒頭からびっくり!ジョーカーなのにアニメ?あれっ、これって、ジョーカーVSアーサーってこと?とまずはぐらかされた感じ。 舞台は刑務所。すぐにアーサーが映り、まず、あっと息を呑む。ホアキンが映るだけで5年前のあの世界に引き込まれる。 骨が浮かび上がってるじゃないか!この痩せ方、ただ体重を落としたなんてもんじゃなくて、この肉体が物語って

    • ひでGのこだわり映画館14

      映画魂に震えろ! 「侍タイムスリッパー」 シネマロサに行きたかったけど、あっという間に、地元のイオンシネマでも上映! こういう低予算で頑張って作った作品が報われるのは日本映画にとって、とても好ましいことだと思います。(日曜午前の回でしたがかなり入っていました!) あの「カメ止め」現象を再び!って熱さを期待している方も多いでしょうが、これから観る方はあまりハードルを上げずに気楽に、おおらかに観るとさらに楽しめると思います。 コメディテイストですが、少し凸凹感があり、ちょっと

      • ひでGのこだわり映画館13

        テレビを斬る! 動物バラエティに物申す(2) 保護犬猫を扱い、ようやくアップデートしてきた動物バラエティ。以前のように、「飼育したふり」ではなく、預かりや一時保護、相葉雅紀のトリミングなど真面目な部分も増えてきた。 まあ、バラエティなので、カルガモの親子など受けそうな絵作りやひな壇トークはわざとらしいが、以前に比べたら許せる範囲かな。 でも、「坂上」も「みんな」も、あれだけはやめた方がいいなあ、という過剰演出がある。 それは、動物の動きに合わせた効果音。 動物を扱いなが

        • ひでGのこだわり映画館12

          テレビを斬る!(1) 自信の無さが勿体無い動物バラエティ 僕より歳下なのに妻は(生家の影響からか) 地上波テレビ中心から抜けきれない。 ネトフリで「地面師たち」を一緒に観たり新たな世界を紹介しているのだが、やはり少ない選択肢から地上波のドラマやバラエティを見ようとしている。 (バラエティは僕の影響からか大分少なくなってきたが) そんな彼女の好きなバラエティが動物もの。 金曜の「坂上動物王国」と土曜の「みんなの動物園」 「みんなの動物園」は、日テレの先代番組「志村動物園」

        ひでGのこだわり映画館15

          ひでGのこだわり映画館11

          今年の夏映画ベスト3 第1位 僕の家族と祖国の戦争 この映画は観る者に突きつけてくる。 あなたはどう捉えますか?どちらの立場に立ちますか? 監督のアンダース・ウォルターさんはインタビューの中でこう答えている。(公式ホームページから) 「どちらか一方を非難するのではなく、人と人との対立を探求する映画です。 ドイツ難民の物語は、私たちの総体的な物語や意識の中で、いまだに書き残されていない章だと言えます。」 第二次大戦について、たくさんの映画ができたが、この視点から描いた

          ひでGのこだわり映画館11

          ひでGのこだわり映画館10

          この夏の映画ベスト3 第2位 ルックバック 混ざりけも無駄も省きに省いた純正な58分間。 今日もまた世の中は嫌なことばかりだったし、また明日から嫌な世の中に入っていかなくちゃいけない僕や誰かのために、また明日やって行こうと思える宝もののような58分間 タイトルの意味は「背中を見て」なのかな、「背景」みたいな意味もあるんだろうか、藤野は物語と人物を、京本は背景を描いていた。 「私が1番!」と自信満々だった藤野の漫画が京本の絵と並べて掲載された時からずっと、 人物と背景

          ひでGのこだわり映画館10

          ひでGのこだわり映画館9

          この夏のベスト3映画 第3位 インサイド・ヘッド2 僕は前作が大好きです。 前作のレビューでは、興奮気味に「アカデミー作品賞を!」て書いていました。ハズカシ💦(その気持ちは変わっていません!が、、) アニメという域を越えて、劇映画に比べて何ら遜色ない、緻密で、アカデミックで、 ヒューマニズムに富んでいて、さらに 小さな子でも楽しめるエンタメ作品に仕上げている最高級の映画だったと今でも思っています。 しかも、しかもですよ!人間の感情をキャラしたストーリーなんて今まで考え

          ひでGのこだわり映画館9

          ひでGのこだわり映画館7

          エンドロール問題を考える。 映画の前で必ず告知される「映画館のマナー」 最近はマナー違反の人はまずいない。 偉いなぁと思うのはたまに一緒になる小さなお客さんたち。 始まる前は、ドキドキ感から、ママやパパとおしゃべりしたり、予告編に声が出ちゃったりすることもあるけど、本編では、映画の力なのか、行儀の良い観客になってくれる。 でも、マナー講座にないことで気になるのが、エンドクレジットで立つお客さん。小さな特に小さなスクリーンでは、鑑賞の妨げになることもある。 おトイレやお急

          ひでGのこだわり映画館7

          ひでGのこだわり映画館⑥

          ついに観ました! Netflixドラマ 「地面師たち」 我が家としては(ドラマは基本的に妻と観るので、一話一夜)中盤からは一気に観ました。 まだ地上波依存の強い妻も「エグいね💦」と言いながら、「もう一話観ちゃお!」とかなり乗っていました。 まあ〜地上波ドラマのコンプラと忖度の境界線を超えていて、ドラマ作りのフルスイングに近い面白さは十分に持っていましたね。 最終話である人物が地面師になり、自分も騙すことの快感を得ていたのでは?と問われるシーンがありましたが、彼の存在がちょう

          ひでGのこだわり映画館⑥

          ひでGのこだわり映画館5

          夏のこだわり名画館(1) メイディセンバー とても難しいテーマに挑んだ映画でしたが、世間的には殆ど無視されていた話題作でした。 世間的にもっと評価されてもいいんじゃないかな。 酷暑の中、お仕事を早上がりして日比谷まで観に行って良かったです。 昼の回でしたが、僕くらいのシニア中心に結構入ってました。ただ、エンドロールで立つ人が多く、あまりご満足頂けなかったのかな?😅 さて、他の人はともかく僕はとても面白かったし、こーゆー作品が好きなんだなあって改めて思いました。 こー

          ひでGのこだわり映画館5

          ひでGのこだわり映画館④

          山崎賢人という生き方 「キングダムシリーズ」の大ヒット、それに続いて「ゴールデンカムイ」「陰陽師0」と昨年までも立て続けて、コミック原作に出演してきた山崎賢人。 何と今年も「アンダーニンジャ」というアニメ作品の実写に出るとのこと。 それ以前にも、「ジョジョ」とか「オオカミ少女と黒王子」とか(みんな読んでないけど)多い。 まあ、今のメジャー系の映画は、企画の範囲が狭く、資金や時間もかけられない中で、最低限の収益を回収しなくてはならないので、勢い、原作もの、アニメ実写版にな

          ひでGのこだわり映画館④

          ひでGのこだわり映画館

          さすがなハリウッド映画!安定の面白さ、 エンタメのツボを知り尽くしてますね。 ① ツイスターズ 夏休みにピッタリなアメリカ映画のdisaster映画! 続編ではないんだろうけど、1996年の「ツイスター」とほど同じ設定。 「ツイスター」は公開時に劇場で観ました。牛やトラックが飛ばされたり、小屋の中で主人公たちが必死に竜巻に耐えているシーンは今でも覚えています。 ですが、あれを18年後にまた観たいか、と言われたら、そうでもないなあ、て予告編を見ていたんだけど、、 実家の

          ひでGのこだわり映画館

          ひでGのこだわり映画館

          ひでGです。エンタメや映画や大衆カルチャーについて思ったことをちょっとこだわって、徒然に書いていきますね。 第1回 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」はタイムスリップor夢? この軽さの是非を考える。 いろいろコメントを書くのが難しい作品です。 全面的なダメ出しではないのですが、部分的に否定的な文も書きますので、ファンの方にはすみません🙇 この映画が出て、ヒットし始めた頃、僕はその流れに嫌悪感を抱いていました。同時期に公開された塚本晋也監督作「ほかげ」のレビュー

          ひでGのこだわり映画館

          観光も体力だ!

          念願だったしまなみ海道に行って来ました。 妻の脳出血以来、ひとりで旅することがなかったのですが、彼女を兵庫の実家に行ってもらって、Go West! 当日は瀬戸内海も猛暑日。遮るものもない島の道は思っていた以上にきつかったです。 漕ぎながら(しまなみ海道サイクリングは断然電動です!)「観光も体力勝負やな〰️」と改めて思いました。 途中で食べた瀬戸田のレモンソフトクリームが絶品でした。 #夏の一コマ

          観光も体力だ!

          #映画感想文 「ノマドランド」

          この映画が僕を呼んでいたのかもしれない。 これも、出逢いだと思う。 ステキな映画をありがとう! 木曽に移住して、あと1年間、あっちに住むことになった年にこの作品を観た。 定年退職して、次の生き方なども考え始めてること、などなど 今の自分の年齢などと重なることも少なくない。 個人的に刺さったフイルムだった。 これは一般的なロードムービーとは違うと思う。 所謂ロードムービーは、ある目的の為、特定の人々が旅をして、その関係などを変えていく物語だと思う。 しかし、この作

          #映画感想文 「ノマドランド」

          #映画感想文「ギルバート・グレイプ」

          旅立ちたい人、今の生活や環境から新たな場所に行きたい、でも、一歩踏み出せない人は、この映画を観てくれたらいいな。 等身大って言葉は、この映画のジョニーデップのためにあるのかもしれないです。 家族に縛られ、弟の面倒を一人でやり、 「町を離れたい?」て聞かれても、笑って答えないギルバート。 すべてを背負い込んで、でも、ちょっと悪さもしてる 淡々と生きているし、人間的だとも言えます。 そんな彼だから、痛恨のミス?弟を浴槽に忘れてきてしまう。 弟に振り回されながらも、それを受け止

          #映画感想文「ギルバート・グレイプ」