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単純にペコッターが大好きなので、企業価値など調べてみた

ドンピシャにユーザー体験を得られるサービスが好きだ。

ビジネスモデルが秀逸とか、MRRの伸びが凄いとか、マーケティングファネルが優れているとか、そんな頭が良さそうなことじゃなくて、純粋に驚きとホスピタリティを感じられるサービスに心が惹かれる。

そんなサービスの一つがペコッターだ。

■ とある深夜 会社の忘年会 ■

僕は幹事をしていた。会は盛り上がっている。
2次会の予約をしてない、、、マズイ、、

店を探すが、電話をかける余裕もなく、ペコッターに予約をお願いする。

「22:30に予約をお取りしたペコな!楽しんでペコー!!」

「ありがとう、ペコちゃん!!!!」

-   30分後  -

ヤバイ、思ったより社長のスピーチが長い、、、
このままだと店の予約の時間に間に合わない、、、
ペコちゃんにお願いしよう、、、

「すみません、、予約の時間を30分遅らせてもらうことってできます?」

「わかったペコー!ちょっと待っててペコなー!!」

「23時からで予約できたペコー!楽しんでペコなー!」

「ペ、ペコちゃんーーーー!!!!(´;ω;`)」

という経験をして以降、僕は熱烈なペコッターファンだ。

幾人もの人にペコッターのダウンロードを勧め、布教をしてきた。

そんな、神的なサービスペコッターと、その運営会社ブライトテーブルを100%興味本位で調べてみた。

会社概要

会社名株式会社ブライトテーブル
設立年2012年2月
主な事業グルメコンシェルジュアプリ「ペコッター」の開発・運営

売上高、従業員数ともに非開示ですが、wantedly等の記事から読み解くにまだフルタイムメンバーも10名以下の組織でしょうか。

収益面

気になるのは、収益モデルです。

利用して分かるように、飲食店予約をしてくれるのですが、基本無料です。

どう考えても予約に一定の人件費がかかっているのでどのようにマネタイズしているかと、余計な心配をしたくなります。

この記事によると、マネタイズの方法は3パターンだそう。

- ユーザー課金
- アフィリエイト
- 店舗課金

このうち、ユーザー課金率は30%程度で2018年時点では、月間5,000件の予約成約なそうなので、

5,000件 × エナドリ 240円 × 30% = 36万円 / 月

と、なっており、一桁増えることを想定してもここ自体でビジネスを成立させるわけではなさそうです。

また、2019年2月には法人版のslackでのサービスも提供しています。
会社のどの単位で導入するかがポイントですが、一定のニーズがあると思います。

企業評価

2018年2月8日の1億円の資金調達が最も新しく、累計で2億円の出資を受けています。会社自体の評価額は3-4億円くらいのレンジといったところでしょうか。

https://www.value-press.com/pressrelease/196933

トレタなどもそうですが、飲食周りのIT業界は一定の盛り上がりを見せており、ペコッターを買収したい企業も多いのではと推察しています。

今後

プレスで記載されていますが、

「このようなユーザーニーズに対応すべく、予約管理台帳との連携、音声による予約の自動化など、店舗予約のオートメーション化を進めるとともに、蓄積される予約履歴を活用したAIエンジン「Zeus」の精度向上を図ることで、ユーザーさまにぴったりのお店をレコメンドすることが可能な、国内No.1のグルメ予約代行サービスを実現していきます。」

との通り、現時点の収益モデルではなく、ペコッターが蓄積した独自の情報により、新たな収益を生み出せるかが、成長の鍵のようです。

一個人として、現時点において、いい感じのお店を探す時は、わざわざ雑誌を立ち読みしたり、飲み屋に詳しい同僚に店を紹介してもらっています。

そんな煩わしさから解放され、「ヒロトちゃん、そろそろこんなお店予約したさそうだったから、席押さえておいたペコー!」というリコメンドがくることを楽しみにしています。

テクノロジーと人的サポートで素晴らしい体験を提供してくれるペコッターありがとう!

ブライトテーブルのみなさま、いつも予約ありがとうございます!

* 公開情報を元に個人的関心から記事をまとめておりますが、特にブライトテーブルの方が意図していない内容や、誤った内容がありましたら修正を致しますのでお知らせください。

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