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ダブルバインド

最近、この記事のコメント欄で、
ダブルバインドという言葉を教えてもらいました。

ダブルバインドとは、ひとつのメッセージの中に複数レベルのメッセージが存在するコミュニケーション状態のこと。

わかりやすく喩えると、親が子供に「おいで」と(言語的に)言っておきながら、いざ子供が近寄ってくると逆にどんと突き飛ばしてしまう(非言語的であり、最初の命令とは階層が異なるため、矛盾をそれと気がつきにくい)。呼ばれてそれを無視すると怒られ、近寄っていっても拒絶される。子は次第にその矛盾から逃げられなくなり疑心暗鬼となり、家庭外に出てもそのような世界であると認識し別の他人に対しても同じように接してしまうようになる。
そして以下のような症状が現れる、とした。
・言葉に表されていない意味にばかり偏執する(妄想型)
・言葉の文字通りの意味にしか反応しなくなる(破瓜型:はかがた)
・コミュニケーションそのものから逃避する(緊張型)

・・・・・・・・・
先日、妻と一緒に最寄り駅構内の喫茶店に入った時、
入り口に設置してある画像(顔)で体温を測定するマシンが
「ピーッ!ピーッ!」
と小さく鳴っているので見ると、わたしの体温が
38.9℃
と表示されていました。

ん?と思ってもう一回顔を近づけると、やはり
39.2℃

妻はそんなもの一切見ないでさっさとレジへ行っているので、後から追っかけて
「ねぇねぇ、おれ体温39℃くらいあるらしいよ」
と話しかけていたら、店員さんが
「あ、すみませんー。あれ壊れていてずっと高く出ちゃうんですー」
「あはは。そうなんですね。」

・・・・・・・・・

昨日、また妻と一緒に最寄り駅商業施設内の飲食店にお昼ご飯を食べに行ったら、入り口にて手首で測定する体温計を持った店員さんが来て、

店「手首お願いしますー。」
妻の手首をピッ
⇒35.4℃

わたしの手首をピッ
⇒34.8℃

店「はい。ありがとうございますー。こちらへどうぞー。」

喫茶店のこともあったので、
「ブフォ!」
と吹いてしまいました。

これもダブルバインドかなー、なんて。

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