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統一教会員の間違い⑮ ダビデは無鉄砲に信仰だけでゴリアテに挑んだのではない

統一教会員の指導者の中には、旧約聖書の登場人物のダビデを引き合いに出して、「ダビデも信仰だけでゴリアテに挑んで勝ったのだから、あなたたちも勇敢に挑まなければいけない」みたいな説教をする人がいたりします。では、本当にダビデは「信仰だけ」でゴリアテに挑んだのでしょうか。

旧約聖書
サムエル記上 第 17 章
より抜粋
32 ダビデはサウルに言った、「だれも彼のゆえに気を落してはなりません。しもべが行ってあのペリシテびとと戦いましょう」。
33 サウルはダビデに言った、「行って、あのペリシテびとと戦うことはできない。あなたは年少だが、彼は若い時からの軍人だからです」。
34 しかしダビデはサウルに言った、「しもべは父の羊を飼っていたのですが、しし、あるいはくまがきて、群れの小羊を取った時、
35 わたしはそのあとを追って、これを撃ち、小羊をその口から救いだしました。その獣がわたしにとびかかってきた時は、ひげをつかまえて、それを撃ち殺しました。
36 しもべはすでに、ししと、くまを殺しました。この割礼なきペリシテびとも、生ける神の軍をいどんだのですから、あの獣の一頭のようになるでしょう」。

37 ダビデはまた言った、「ししのつめ、くまのつめからわたしを救い出された主は、またわたしを、このペリシテびとの手から救い出されるでしょう」。サウルはダビデに言った、「行きなさい。どうぞ主があなたと共におられるように」。
38 そしてサウルは自分のいくさ衣をダビデに着せ、青銅のかぶとを、その頭にかぶらせ、また、うろことじのよろいを身にまとわせた。
39 ダビデは、いくさ衣の上に、つるぎを帯びて行こうとしたが、できなかった。それに慣れていなかったからである。そこでダビデはサウルに言った、「わたしはこれらのものを着けていくことはできません。慣れていないからです」。
40 ダビデはそれらを脱ぎすて、手につえをとり、谷間からなめらかな石五個を選びとって自分の持っている羊飼の袋に入れ、手に石投げを執って、あのペリシテびとに近づいた。

確かにダビデは羊飼いだったかもしれません。しかし、彼には信仰だけがあったのではありません。獅子や熊を撃ち殺せる「神の訓練を受けた」とサウルに告げたのです。無鉄砲にゴリアテに闘いを挑んだのではない、ということです。

み旨と世界
一心不乱 一生懸命
一九七三年七月八日 東京 東京教会
より抜粋

世界的に恐ろしい軍隊があるとしたら、恐ろしいほど訓練された軍隊である。素晴らしい軍隊があるとしたら、素晴らしいほど訓練された軍隊である。それ以外にはない。例外はない。実践には例外がない。奇跡ということは例外の例外であって、それは、一時あった場合には千年の穴があく。我々はそれを知っている。
 

訓練が必要である。でたらめな訓練ではない。計画的であり、科学的であり、理論的であり、実践的な計画の訓練が必要である。

これが文鮮明先生の思想だと、私は思います。


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