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除菌のことどこまで理解できていますか?

コロナウイルスが猛威を奮っていますが、皆さんはしっかりと除菌や消毒できていますか?除菌や消毒と聞くと意味は分かるがどこまですればよいのかわからないという方もいると思います。そこで、今回は除菌に関して皆さんにお伝えしたいと思います。

「除菌」「抗菌」「殺菌」の違いと意味

「除菌」「抗菌」「殺菌」の3つの言葉の意味は以下のとおりです。正しく理解して、快適で健康な暮らしにお役立てください。

●「殺菌」とは?


殺菌の意味は、言葉のとおり「特定の菌を殺す」ことです。とくに菌の種類や数は問いません。すべての菌を殺さなくても、数が減れば殺菌といえます。また、特定の1種類の菌が減っただけでも殺菌といえます。医薬品・医薬部外品に使える表現で、市販薬や薬用せっけんのパッケージなどで目にすることが多いです。

●「除菌」とは?


除菌の意味は、「菌を取り除く」ことです。「殺菌」することも除菌に含まれますが、医薬品や医薬部外品以外では「殺菌」を謳えないので、この表現がよく使われます。製品としては食器用洗剤や洗濯用洗剤、アルコールスプレー、清拭用クロスなどがあります。

●「抗菌」とは?


抗菌の意味は、「菌の増殖を抑制する」こと、つまり菌が住みにくい環境をあらかじめつくることを意味します。殺菌や除菌のように、直接菌を殺したり取り除いたりする効果ではなく、菌の増殖を抑制あるいは阻害することをいいます。最近は便座や靴下、台所用スポンジなど抗菌効果を謳う抗菌グッズが増えています。

知っておきたい「滅菌(めっきん)」と「消毒」

医薬品・医薬部外品だけに使える言葉として、「殺菌」のほかに「滅菌」「消毒」という言葉もあります。

●滅菌


滅菌とは、「あらゆる菌を殺菌する」ことで、とても強力です。日常生活ではあまり耳にする機会はありませんが、病院での手術器具や注射には滅菌が必要とされます。

●消毒


消毒とは、細菌の活動を弱めること。人体に有害な物質を除去または無害化することです。生存する微生物の数を減らすために用いられる処置法で、必ずしも微生物をすべて殺滅したり除去したりするものではありません。何をどの程度減らすかにより、高・中・低水準に分かれます。

効果や法律によっていろいろな言葉が使い分けられていますが、その言葉から受けるイメージと実際の効果の差が大きいこともありますよね。それぞれの言葉を正しく理解し、適切な対策グッズを使用することをおすすめします。

ウイルスから身を守るためにすべきこと

手を洗う

その話は百万回も聞いたから十分だと思うかもしれない。だが、自らの感染だけでなく、ほかの人にうつす危険を回避するための最良の方法は手洗いなのだ。特に、せきやくしゃみをする、顔を触る、トイレに行く、別の場所に移動するといった行動のあとでは、必ず手を洗ってほしい。買物に行くときは、家を出る前と帰宅時のいずれも手を洗うべきだ。

入手可能なら、手指用の消毒剤を使うと早い。ちなみに、消毒剤は石鹸と水での手洗いとは違う。石鹸と水のほうが肌には優しいし、ウイルスをすべて殺せるわけではないが、洗い流すことはできる。

大切なのは正しい方法でやることだ。これに関してはさまざまなミームが出回っているが、世界保健機関(WHO)が推奨する20秒間の正しい手洗いの方法はここから見ることができる。

手を洗ったあとは保湿も忘れないように。乾燥でひび割れやあかぎれができると、そこから病原体が体内に入り込むリスクがある。保湿剤の成分はどの製品でもそれほど変わらないので、ブランドはどれでもいい。

外出を控える

疑わしい症状がなくても、できる限り外には出ないほうがいい。人混みやレストランといった場所に行くと、自分だけでなく周囲の人まで危険に晒す可能性があるからだ。公共の場にいる時間が長くなれば、それだけ新型コロナウイルスが手や服に付着する可能性が高くなる。感染すれば重症化する恐れのある人も多く、自分へのリスクはそのまま他人へのリスクになる。

布マスクを着用する

CDCはマスクの着用に関するアドヴァイスを変更した。現在、すべての人に屋外では布マスクを着用するよう勧告している。その詳細について紹介したい。

家にいる、手を洗う、距離を保つ(ソーシャル・ディスタンシング)といった守るべきことのリストに、マスクの着用が加わった。布マスクは新型コロナウイルスからあなた自身を守ってくれる可能性は低いが、もし自分が感染していた場合に他人にうつす危険性を抑えられる。

新型コロナウイルス感染症の患者の一部は軽症だったり、無症状だったりする。特に若者の場合はその傾向が強い。また、感染していても気づかないこともある。いまのところ、新型コロナウイルスは人と人との接触や呼吸器からの飛沫を介して感染するとされており、誰かに話しかけるだけでも飛沫が飛ぶ可能性がある。

2歳以下の子供にマスクを着けさせたり、N95マスクや医療従事者が使用するようなマスクを購入したりしないでほしい。マスクの深刻な不足は続いており、特にN95マスクは医療従事者のために確保しておく必要がある。だからCDCは、布マスクの自作を人々に推奨しているのだ。

まとめ

除菌と消毒に関しての内容いかがでしたか?一人一人ができることはたくさんあります。皆さんも密は避けてコロナウイルスに感染しないように意識を高めましょう。

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