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喧騒渦巻くサイゴン

2023/2/26ベトナム北上ひとり旅1日目
(いずれも現地時間)

2タミで前泊

家から空港までスカイライナーを利用しても1時間30分以上は掛かるので、昨日は成田空港のカプセルホテルに前泊した。

ホーチミンシティ行きは朝一の便

ホーチミンへ

今回初めて利用したベトジェットエアは、席のピッチも広く、サービスも充実していて想像より良かった。沢木耕太郎の「一号線を北上せよ」を読み進めることもできた。

ベトナムのお弁当と、カシューナッツ、コーラを頼んで$11。少し割高な気もする

座席のシートベルトが飲み物で汚れていることに気づかずに、締めてしまい服が茶色く汚れてしまってガッカリしたが横一列が空いていたためゆったりと過ごすことができた。

CAの1人がCHANELの5番をつけていたのが印象的だった

喧騒渦巻くサイゴン

タンソニャット国際空港に到着したのは14:15過ぎ、タラップを降りると体に纏わりつくような熱気を感じた。同時に到着したことを実感して嬉しくもあった。

34℃

イミグレーション(社会主義国なので軍服を着た軍人達が行っている)が長蛇の列で、結局入国審査が終わって外に出ることができたのは15:00過ぎだった。クラクションと人々の声が耳に入ってくる。少しばかり日本円をドンに両替した。

タンソンニャット国際空港はかなりコンパクト

日本にいる間に購入しておいたVietnamobileのsimカードを古いiPhoneでアクティベーションしてテザリングできるようにした。

1日4Gまで高速回線で30日間の有効期限。amazonで530円だったのでかなりお得だと思う。

とりあえずホーチミンにいる間宿泊する宿までTAXIで向かおうと考えた。これも日本にいる間に位置情報を誤魔化してクレジットカード情報を登録しておいたGrab(Uberの後継)でTAXIを呼ぼうとしたのだが、これに手こずってしまったのである。その様子を見ていたベトナム人の男たちが、「うちのタクシーはやいよ。5分でくるよ」と言ってきたため、「メーター?」と聞くと頷いた。「いくら?」と尋ねると、かなり大きい金額を示してきたので断り、どうにかこうにかGrabでTAXIを呼んで宿まで向かった。

TAXIの運転手に、「ベトナムに来るのは初めてなんだ」と言うと英語が分からなかったようで「ソーリー」とだけ言われた。ただ降りる前に
“Where are you from?”と訊かれたので、”Japan”と答えるとニコッと笑って宿の近くの通りに降ろしてくれた。
今回泊まる宿はバックパッカー街のファングーラオ通りとブイビエン通りに挟まれた場所にある、Thao Nhi Hotel。(Booking.comで高い口コミ評価を得ていたのとロケーションの良さからここを選んだ)

Thao Nhi Hotel

家族経営のようで、夫婦とその子供たちで賑やかだった。パスポートを見せてチェックインを済ませ、部屋で2、3の雑用を済ませた後僕は街へと飛び出した。

信号が意味をなしてないので下手に止まると車に轢かれる。一気に渡りきる。

朝から機内食だけしか食べていないので、僕は初めにホーチミンで人気のバインミー屋さんに行くことにした。

LE THI RIENG通り沿いにある

来た道を戻って、9月23日公園の階段の上でバインミーを食べた。

65,000ドン。約325円。

世界の歩き方の写真よりもバインミーの実物はかなり大きく、お肉たっぷりの具にさらに別で渡された野菜を挟んで食べるとお腹がいっぱいになってしまった。
9月23日公園では、たまたまJAPAN  FESTIVALが行われており、コスプレをしている人などで賑わっていた。

凄まじいコスプレをしている人がちらほらいて、バインミーを食べながら眺めているだけで楽しかった。
日本食の出店も出てたような…
広場では若者がバドミントンをしたり、ブレイクダンスを踊っていた

ゆったりとした時間の流れを感じ、自分が今ベトナムにいることを実感したのである。
喉が渇いたので、ベトナムコーヒーを飲みたいと思い歩いてカフェを探すことにした。

とにかく交通量が多い!

道端ではシンナーを吸っている人や(有機溶剤の香り、セメダインのような香りがした)、下半身がなく路上で物乞いをしている人、炭で何かを焼いて売っている人等色んな人がいる。
ベンタイン市場の近くで良さそうな雰囲気のカフェを見つけたので、ここに入ることにした。

Okkio Cafe。3階にお店がある。

ただ歩いていると自分の目線の高さのものを見がちだが、ベトナムでは上の方を見てみると何か面白い場所を発見できることに気が付いた。
(上ばかり見ていると100%轢かれます。バイクは歩道でも車道のように走るので注意)
僕はベトナムコーヒーとバナナケーキを頼んだ。

合わせて125,000ドン。

そうそうベトナムドンは0が多いので分かりづらいのだが簡易的に、下2桁の0を消してから2で割ると円に変換できる。
コーヒーとケーキで一服した後、ベンタイン市場へと向かった。カフェは冷房が効いていて気持ち良かったが、外に出ると34℃。少し歩くだけで汗だくになる。

ベンタイン市場の時計台
ありとあらゆるものを扱うお店が密集している。

ベンタイン市場に入ると、8年前ナコンパトムの市場で嗅いだ同じ匂いがした。東南アジア独特のこの匂い、なんと表現したら良いのだろう。僕は懐かしい気持ちになった。
市場をグルグルと回っている時に、衣料品を扱う店であるTシャツが目に入った。

Good Morning,VietnamのTシャツ

店のおばさんと値切り交渉をした。ベンタイン市場で厄介なのが値が書いていないことである。最初220,000ドンと言われたため、僕は、それじゃ買わないよと興味を失った雰囲気をだした。すると、電卓を叩いて希望の金額を出せと言ってきたので、200,000ドンと電卓を叩いた。ほんの100円くらいの差だがどうしても欲しかった。
というのも、僕が生まれてからほぼ毎日聴いているJ-waveで朝にジョン・カビラや別所哲也さんが”Good Morning,Tokyo!!”と叫んでいるのはこの”Good Morning,Vietnam”が元ネタのはずなのだ。

今回の旅には姉がニューヨークの高校にいた時にプレゼントしてくれたジャンスポのバックパック一つで来ているので、ベトナムにいる間に着ることができるこのTシャツが僕のベトナムでのお土産になりそうだ。

ベンタイン市場でTシャツを買った後、一度ホテルへと戻った。バインミーと喫茶店でのケーキで満腹だったので、歯を磨いた後すぐに近くのブイビエン通りへと繰り出した。

ブイビエン通り

ブイビエン通りはバックパッカーの聖地。様々な国の人たちが行き交い大変賑わっていた。クラブでは音楽が爆音で鳴り響き、ナイスバディのお姉さんたちが体をくねらせてダンスしている。通りを一通り歩いて見て回った後、僕は現地のツアーオフィスへと向かった。

ファングーラオ通り沿いでホテルのすぐ側にある。何軒もツアーオフィスが並んでいた。

僕は1日で巡ることができるメコンデルタツアーに参加したいと受付のお姉さんに話し、28日の参加チケットを取った。

1日終日ツアーで280,000ドンは安い!
ツアー概要その1
ツアー概要その2

チケットを取った後、なんだかビールが飲みたくなったので同じくファングーラオ通り沿いのNha Hang Allez Booというお店でサイゴン・ラガーを頼んだ。

飲みやすい

けたたましいクラクションを鳴らすバスやバイクの流れを見ながら、良い旅になる予感がした。

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