「好きなこと」だけして生きていく。心屋仁之助著

【共感した言葉】
●好きなことをしようと思ったら、人に迷惑をかけて、嫌われる覚悟がいります。
安定を手放すとか、収入をなくすとか、築いてきた地位や立場を捨てるとか、とにかく一番恐ろしくて、絶対それだけはあり得ない、というところに飛び込まないと、好きなことをしては生きていけません。
つまり好きなことをするには一番嫌なことをしなければいけないのです。

でも楽なことというのは、人から嫌われないようにすることです。
人から批判されたり、憎まれたり、無能だと思われたりして、自分の周りに波風が立つのはラクな生き方ではありません。
だから上手に嫌われないことばかり選んで逃げ回っていくのがラクな生き方です。

●好きなことだけ生きていくと、当然たくさんの人に迷惑をかけます。たくさんの人に嫌な思いをさせます。でも、そのために、自分を殺して生きていくほうが、迷惑なのです。人に嫌われないように、笑われないように、怒られないように、たたかれないように、自分を全力で抑えて生きていくのか、いっぱい怒られて嫌われて、傷つきながらも楽しく生きていくのか、それを選ぶのはご自身です。

●ふつうは逆だと思います。
一生懸命働いて資金をためてから、好きなことをしようとする。
そうすると、お金がいつまでたっても集まりません。
「まだまだ足りない」「もっともっと」「さらに」と頑張るからです。
そうではなくて、「好きなことをする」と決めたなら、まず初めに好きなことを始める。嫌なことをやめる。そうすれば、不思議なことに、お金が入ってきます。

働いてお金を稼げば遊べるのではなく、遊ぶからお金が入ってくる。
さっきの嫌味な上司の話も同じですね。なかなか信じてもらえないのですが・・・。
嫌味な上司をなんとかするのではなく、自分の心の中の罪悪感を何とかする。すると嫌味な上司がいなくなってしまいます。
逆なのだという仕組みに気づいてください。

●みんな「好きなことをして生きていきたい」と思うのに、それができないのは、目の前の「嫌われる」という一番大きな問題を乗り越えられないからです。




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