持ち場を守る

みなさん、こんにちは。
キャスター社として日頃の様子や会社の考え方をお伝えしているキャスター通信ですが、私は月1のペースで会社の文化や考え方などを書いていってます。

過去にもいくつか書いてますので興味があればぜひ読んでみてください。

さて今月のテーマは「持ち場を守る」です。

これはキャスター内でもよく使われる言葉のひとつではあるのですが、簡単にいうと「やるべき仕事をやろう」「目の前のやるべきことから逃げるな」ということです。
こういうと当たり前に聞こえるかもしれませんが、これ自体はとても大事な考え方ですし、社員に対して評価をする際に最も大きな比重を占めているのが「持ち場を守ったか」です。

決して、言われたことだけやっていればいい、という話ではありません。ただ、会社で働く以上、それぞれには自分がやらなければならないことを会社と約束しています。その約束が果たされることをベースに給与が決まったり、ポジションが決まっているわけです。だからこそその役割(つまり持ち場)を果たすことはとても重要なことなんですよね。それがなければ会社や組織というのは成立しません。

また「持ち場を守ってくれればいい」と言うと、社員に期待していないのか?と言われることもあります。これもNoです。

もう少し正確にいえば、持ち場をそれぞれが守ることはとても難しく、それだけでとても価値あることだと考えていると言った方がいいかもしれません。
会社や組織というのはみんなが集まり、その人たちが役割を全うすることで、ひとりでできないことを成し遂げるためにあります。つまり個々人が役割を全うしていれば会社は順調に成長していくのが正しい姿だと思っています。
むしろ役割というか、目の前でやらないといけないことを社員は必死にやってくれているのに会社が成長しないのだとしたらそれは経営者の責任ですし、会社として何か間違っています。

つまり、各社員は、役割を全うすることに安心して集中していれば問題ない状態にすることこそが大事ということです。


また視点を変えると、自分がやるべきこと、全うすべきことから逃げられないというのは大変でもあります。仕事はいつでもうまくいくわけでもありませんし、状況によっては非常に困難でストレスのかかる役割を果たさないといけないこともあります。それでもその役割や持ち場から逃げ出さず、全うするために向き合って仕事をすることはとても価値があることです。
すごくシンプルであるがゆえ、働く人にとって正しくも厳しいものであるかもしれません。

それぞれが役割を全うしていない、持ち場を守っていないのに「自分たちはいいチーム」「心理的安全性の高いチーム」と言っているのはダサいことです。
各メンバーが持ち場を守り、その役割に向き合うことに全力で取り組める環境を作るためには心理的安全性は必要ですが、あくまでそれは目的ではありません。


持ち場を守ることはとても大事ですが、それをやり続けるのは大変なことだし、とても価値あることです。そして自分の持ち場に向き合い続けてくれているメンバーを誇りに思います。

だからこそこれからも清々しく「持ち場を守ることが大事だ」と言い続けられる組織でありたいと思っています。

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