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バカボン爺のアドバイス、自律神経失調症について、その1。

何かと体調がすぐれない人が多いですね、冬だから。
私は80歳になるのに、ますます元気です。
一月の海で泳いでいます。
と言っても、ハワイ島の海は暖かいけどね。
それに、自分で抗酸化剤を作って、さらに漢方薬も飲んでいます。
今日は自律神経失調症について話します。

実は、自律神経失調症の意味が、日本とアメリカでは、大きく違っています。
アメリカでは、癌とか事故とか感染症で、自律神経中枢に問題がある場合に使う。
DysoutonomiaとかAutonomic neuropathyと言います。
日本で医師が使う自律神経失調症は、英語で言うVagus nerve stressのことです。
要するに、迷走神経にストレスが加わると出てくる症状が、日本で言う自律神経失調症です。迷走神経の流れに沿って症状が出るのです。ですから、首肩のコリ、ドキドキするとか、胃腸の調子が悪いとか、幅広い症状が出ます。

日本では、自律神経失調症という診断を多用しますね。
これは、患者が、うるさくあれこれ具合が悪いと訴えると、
こりゃ不定愁訴ですねと言うのです。
不定愁訴の意味は、
あれこれめんどくさい事をいう患者ですねと言う意味に近いのです。
医師の方も、あれこれ言われても、困ってしまうという訳です。
病名をつけないと薬が出せない仕組みだから、たくさんの病名をつける訳にもいかない。今の医学では、肩こりと胃腸の不快感の関係など分からないのです。
例えば、すぐに疲れるのです、眠れないのです、食欲がないのです、食べた後お腹が張るのです、肩が凝るのです、あちこち痛いのです、何かと心配とか不安感があるのです、気力が湧かないのです、と訴え症状が多いのです。
心臓がドキドキするのですと言ってくれれば、じゃ心電図検査をしましょうと言う。
医師は、内心、しめしめ検査料金が取れるぞと喜ぶ。
患者の方も、何かすごい事をしてくれたと喜ぶ。
時には、こういう儀式をすると満足するのが患者かな?
まあ、患者を満足させる儀式は、昔から祈祷師がやっていたことです。
実際は、心臓がドキドキするなんぞは、聴診器で聞けば、検査が必要なのかそうでないのか簡単に分かるのですが、聴診器を当ててもお金にならないから、最近は聴診器を使う医師も少ない。患者を満足させるには、儀式も必要かな?
昔は、自律神経失調症を治す薬は無いと言っていたが、今は、抗うつ剤を出す医師が多い。これは、アメリカでも同様です。

自律神経失調症という言葉は、迷走神経ストレスといった方が良いのです。
ストレスですとハッキリ言えば、薬一つで治ると誤解しなくて済むと思う。
迷走神経は、脳から直接出て来て、顎の近く、首、肩を通って、心臓と胃腸に行く。胃腸全体の感覚と直結しています。
迷走神経は、頭から胃腸まで、私たちがどう感じるかを担っています。
だから、首肩が凝って、たまには頭痛もしたり、心臓がドキドキしたりもするし、胃腸の調子が悪ければ、迷走神経ストレスと言って良い。
この状態は、全部毎日の生活パターンから来ます。
事務職で朝から晩まで机に向かっている人は、首が凝って胃腸の調子が悪い。
そりゃそうでしょう。
朝から晩まで事務仕事をして元気な人など見たことがない。
こうなると、気分もすぐれない、寝ても疲れは取れにくい。

迷走神経神経ストレスは、自分で治す方法は、
1、深呼吸をする、十回を1セットに、1日10セットやる。
呼吸を深くするだけで、良い影響が得られます。
2、食事をゆっくり食べる、ワニじゃないのだからゆっくり食べよう。
5分で食事が終わる人もいます。胃腸が食事を受け入れる準備をするには15分かかります。ですから、ゆっくり食べましょう。
3、何でもゆっくりする、急がない。
4、お風呂にもゆっくり入ろう。
5、散歩とか軽い運動をやろう。
6、時には、マッサージとか鍼治療を受けよう。
マッサージや鍼灸治療は、身体の状態がどうなっているのか説明してくれる治療師を選びましょう。治療は、自分の身体のことを学ぶチャンスなのです。
7、自分に合う漢方薬を飲もう。

他に、手で触ってお腹が冷えている人は、湯たんぽでお腹を温めましょう。
頭に血が昇っていると、頭は熱くなるのに、お腹は冷えています。お腹に湯たんぽを当てるだけで、血液が胃腸に戻ってきます。

首が凝っている人は、良い姿勢で散歩するか、マッサージを受けましょう。姿勢と歩き方は重要です。歩く姿勢が曲がっている人が多いです。

胃腸の調子が悪い人は、水分多めの食事を時間をかけてゆっくり食べよう。
年をとると、固形物や乾燥した食事が、胃に負担を与えます。だから、年をとると柔らかい物を好むようになります。
寝つきが悪い人は、マグネシウムグリシネイトを夜飲もう。
マグネシウムのサプリには種類があります。

ヨガをやる人は、病気にもなりません。ヨガや体操、散歩など、自分でできることをやる人は、努力できる人です。人任せの人は、徐々に弱っていきます。

酒、タバコ、夜更かし、暴飲暴食、神経イライラ、これは、誰かのせいでなくて、自分で作った病気です。自分で解決できない時は、誰かに相談しましょう。

ちょっと努力をし続ければ、迷走神経ストレスは、治ります。
ちょっとだけ努力が必要だけどね。
人間には、自然治癒力が備わっているのだから、治ります。
具合が悪くなるのは、生活パターンが狂っているからです。
自然治癒力を取り戻すには、どうするか考えましょう。

朝起きたら、命をくれた宇宙の神秘に感謝しよう。
神さまでもいいよ。
父母でも良いよ、感謝しよう。
感謝して1日を始めれば、すでにあなたは守られています。

ご真言とかマントラを唱えるのも良いよ。
ご真言やマントラは、ありがたい言葉なのですと言うが、どう言う意味でありがたいのか誰も知らない。でもそれで良いのです。
意味もわからないけど、ありがたいと思える言葉を唱えると、頭も身体もがスッキリしますよ。
ありがとうございます、という言葉も同じですね。
誰にありがとうと思う必要はないのです。
生きているだけで、命を与えられているのですから。
ただ、ありがたいと言う気持ちが、心を解放します。
自律神経失調症と言われる状態の、最初の治療は、ありがとうと言う習慣かもしれません。

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