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ハワイでコーヒー農園、知っていますかコーヒーの真実、

爺はハワイでコーヒーを作っています。
コーヒーから抗酸化剤に加工するのだけど、
飲み物のコーヒーについても詳しいよ。
今日は、健康や病気のことを離れて、コーヒーの話をしましょう。

ハワイ島のUCCコーヒー農園は、コーヒーハンターと言われる川島さんが作った農園です。彼、今は、日本で活躍しています。
今のUCCコーヒー農園には、三木さんというベテランが居ますよ。
三木さんは、コーヒーの鑑定士でもあり、優れた焙煎師です。
焙煎する人によって、微妙に味が変わる、というより、
コーヒーは、焙煎しないと味が出てこないのです。。
ハワイ島に来て、UCCの三木さんに質問すると、何でも教えてくれるよ。
一般には入手できないけど、山岸さんのコナルビーというコーヒーがあります。
彼が育てたコーヒーは、厳選した最良の豆だけの超浅煎りコーヒーです。彼のコーヒー豆は、チョコレートのような香りがするよ。
この厳選した豆だけをコーヒーにするというのは、大変な労力が必要です。
コーヒー豆には、良い、悪い、虫食い、カビ、腐っている、色々あるのです。
だから、山岸さんは、自分の目で確かめて豆を選んでいます。
これは、大きなコーヒー会社にはできないことなんです。
標高700メートルの高い場所に、元タカラジェンヌだった佐代子さんがやっているコーヒー農園があります。彼女は、6回もコンテストでゴールドメダルを得たコーヒーを作っているのです。彼女が作るコーヒーは、全部日本へ輸出されています。
味にうるさい日本人が育てて作るコーヒーは、特別ですよね。

農園から直接出てくるコーヒーと、日本で飲むコーヒーとはかなり味が違うのですよ。
日本のコーヒーは、産地が違う豆をブレンドして味を作るブレンド味なんです。
これは、ワインと同じですね。ブレンドしたワインとブレンドしていないワインがあるのです。
ハワイ農園のコーヒーは、他の農園のコーヒーと混ぜないから、農園ごとに味が違うのです。安物のハワイコーヒーは、混ぜているブレンドコーヒーだけどね。

まあ、爺さんのように、ハワイの最高級のコーヒーばかり飲んでいると、
日本のコーヒーは、?、これ何だろうという感じなんです。
滅多に日本に行かないけど、日本で飲むコーヒーは、かなり深煎りコーヒーです。
深入りすると、コーヒー豆の味が、濃い焙煎の味になって、特徴が無くなってくるね。日本でも、豆の焙煎からやっている珈琲屋に行けば、浅煎りのコーヒーがあると思うよ。
浅煎りコーヒーだと、それぞれの豆の特徴が出てくる。
浅煎りのコーヒーを出す店は、自信があるからです。

農園の土の質で、味が変わるのですよ。
野菜と同じだね。
農作物は、土作りが重要なんです。
ハワイは溶岩でできているから土がないのです。
だから、溶岩に穴を開けて、そこに土を入れて苗木を育てるのです。
化学肥料ばかり撒くと、やたら酸っぱい味とか、飲むと化学薬品でのぼせるような感じがする。
オーガニックのコーヒーの味は、とてもマイルドなんです。
オーガニックと言っても、ほったらかしで何の肥料も撒かない痩せた土地で育つコーヒーの木はひょろひょろに痩せています。
痩せた木のコーヒーは、味が薄っぺらいコーヒーになります。
ハワイは、溶岩だらけで、土がないから、ほったらかしでは土に栄養がないのです。だから、土をどうするかが大事です。

農園で、赤い熟したコーヒーチェリーを摘み取ると、
赤い皮のなかに種が入っています。
このタネが、コーヒー豆です。
最初に、皮と種を分離する機械に入れます。
それから、豆を、まず、水桶に入れます。
水に入れると、虫食い豆や、腐った豆は、軽いので浮いてきます。
それを取り除くのです。
水を何回か取り替えて、きれいになった豆を乾燥場で乾燥させます。
この時に、風通しが悪いと、カビが生えたりするので、風通しが大事です。

乾燥した豆は、湿度と温度を管理した貯蔵室で保管します。
この段階では、まめに薄皮がついたままです。
薄皮がついた状態までは、農産物なんです。
このままでは、輸出できません。

この薄皮を、米糠を取るのと同じような機械で、薄皮を剥ぎ取ります。
そうすると、これが、グリーンビーンと言われるコーヒー豆になります。
ここからは、農産物加工品と言います。
この加工品となった状態で、輸出されます。

このグリーンビーンを日本で焙煎するのです。

世界中で、コーヒーが健康に良いとか悪いとかの議論がある。
コーヒーをやっている爺さんから見ると、
どのコーヒーについて話ですか、という感じがするのです。
化学疲労だけで育てるとか、品質の悪い虫食い豆や、古い豆を使っていると、
健康に良い訳がないでしょう。
愛情がない人が育てたコーヒー、健康に良いとは思えないです。
日本の深煎りしすぎて品質が分からなくなったコーヒー、疑問ですね?
良い土で、大切に育てられたコーヒーを飲めば、健康に良いに決まっているでしょう。
それが、どこにあるかと聞かれても、困るけど。

今は、世界中同じような状況ですね。
化学肥料ばかり使うとか、遺伝子組み換えで育てるとか、
単に金儲けの作物を食べていて、健康に良い訳がない。
誠実な人間が、有機農法で育てた農作物が健康に良いに決まっています。

結局、人間が問題なんですね。

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