歩いて帰ろう
以前、明治神宮から川崎の自宅へ帰るお金を節約するために徒歩で帰ったことがありました。
足を棒にしながら20km以上の距離を5時間以上かけて歩き、家にたどり着いたときは感慨の念が湧きました(笑)
客観的に見れば、お金の代わりにただ体力と時間を浪費しただけに見えるかもしれません。
しかし本人からすれば、辛さやしんどさ、惨めさなど微塵も感じず、むしろ希望に満ち満ちていた。
電車の有り難さ、お金の有り難さ、歩いている間繰り返し聴いていた老子の言葉(オーディオブック)、先人たちの努力の有り難さ…。
それらに気づくことができたからです。
魚たちが、普段自分たちが水に抱かれて生きていることに気がつかないのと同じように、僕たち人間もまた、いつも当たり前のように豊かさに囲まれていることを忘れてしまうのかもしれません。
そんなことに気づかせてくれた経験でした。
2019.11.17
noteを読んでくれてありがとう! 僕らしく、優しさのリレーをつなぐよ。