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Uncommon Moment~スティーブン・ショア先生のオンライン講座に参加しました(素人がプロなるための260週の記録)

(第54週)
先週は、オンラインライブで開催されたアメリカの有名な写真家 スティーブン・ショア先生の講座に参加しました。
スティーブン・ショア先生は、アンヘル・アダムス、ソール・ライター、ルイジ・ギッリなど 70年〜80年代に活躍したアメリカの写真家の中でも大好きな写真家です。
一昨年、真剣に写真に向き合い始めた際にも、妻に彼の代表的な写真集「Uncommon Places」をクリスマスにおねだりしたほどのものです。
そのアンバーカラーの少し入った乾いた街の風景が、学生時代 80年代後半、オレゴンに留学していた時の田舎の街なみを思い出し、なんとも懐かしくあったかい気持ちになる写真集です。

ショア先生のトークは、アンヘル・アダムスとの出会いから始まり、ディナーで交わした会話が、自分の写真家としてのプロジェクトを変えたエピソードを披露してくれました。
アダムス氏が、自分の過去を振り返って、くりかえしくりかえし同じような写真をとっていた時期を後悔しているということを聞いて、あとで後悔のない人生を過ごすために自分のために作品をつくろうと考えたそうです。
彼が20代後半、アダムス氏が40代後半の時でした。
また、10代後半〜20代前半のときのアンディ・ウオーホルとの出会いについて、彼のスタジオに入り浸っていて、ウオーホル氏が、毎日長時間スタジオでアートワークに時間を費やしていたその情熱に刺激を受けたことを語ってくれました。

アンディ・ウオーホルとの交流を語るショア先生

その後は、彼は、過去、手がけてきたプロジェクトについて、そこで何を撮りたかった、どのような機材で、どのように撮ったかもふくめて詳細を話してくれました。
ショア先生の70年代〜80年代の作品は、「Uncommon Places」をはじめ、何気ない街並みや人のスナップのような作品が多いのですが、そこには彼なりにカルチャーや時代を切り取るという意図性があって、フォトウオークで撮った写真をまとめあげるという作業ではなかったようです。
作品を作り上げるという意図性・・・これは自分に多いに欠如している感覚だと思いました。
忙しさにかまけて、通常は写真を撮りに行く場所をきめて、そこで目についた風景をスナップしていますが、ショア先生の話を聞いて、どんな写真を撮ろうとしているのかという事はあまりに偶然任せになっていると反省しました。

約90分、あまりに濃い内容だったので、ここで要点のすべてを語れませんが、御年76歳の高名な写真家にて、今はインスタとか、ドローン撮影に積極的に取り組まれている話もしていて生涯クリエーターであろうとする姿に大きな刺激を受けました。

こういう老人になりたい。。。
講演後、先生の作品をもう一度見返す時間を持ちました。
では。。。


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