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エッセイ 09 小学生がお金を増やした方法

うちの次男に「1万円を渡して、増やした分をあげるよ」と言ってから1か月ほどが経ちました。あれからいろんなことを試しているようです。

お金の勉強ってことで始めたことなんですけど、途中で飽きて止めてしまうことなく続けているようです。

実際のところ、どれだけ増えたのでしょうか。子どもが大切にしまっている財布の中身を見せてもらいました・・・・

729円増えていました。

どうでしょう??最初の1万円から1ヵ月で700円以上増やしたってことです。なかなか良いですよね。

小学生のお小遣いっていくらくらいなんでしょう?6年生なんで1000円まではいかないのかな?うちの子にはもともとお小遣いはあげていないんですけど、自分でその程度の金額を稼いだってことですね。立派なもんです。


ところで、どんな方法で増やしているのか気になりますよね。

いろいろやってはいるんですけど、その中のひとつを紹介します。
その方法に名前を付けてるんですけど、「いつでもアイス屋さん」って言ってます。これなかなかうまい商売なんですよ。

ドラッグストアなどの安売りのお店でアイスを仕入れてきて、家の冷蔵庫にストックしておくんです。やることはこれだけで、あとはそれが売れるまで待つだけなんです。いまんとこ買うのはほとんど僕なんですけどね。

アイスって時々食べたくなりますよね。冷蔵庫にあると解ってたらさらに食べたくなります。アイスのことを思いださなかったらそんなこともないんですけど、食後や風呂上りなんかにうちの子たちがアイスをいつも食べてるんですよ。この姿をみると思い出しちゃう。

100円以内で買ってきて、100円から120円くらいで売る。ひとつ売れば20円ほどの儲けになりますよね。


僕「チョコモナカジャンボ」が好きなんです。いつもアイスを食べる時はそれを買ってるのを横で見てるので、さすがにその好みに合わせてちゃっかり品揃えをされています。「チョコモナカジャンボ」は常にストックされてるんです。


そんなアイスくらい自分で買っといて置いておけば高い値段で買う必要ないじゃない。って思われるかもしれないんですけど、これがほんとうまいこと成り立ってるんですよ。

まず、僕そんなにアイスをいつも食べてるわけじゃないので、自分で買ってくることはあまりないんです。いつも買って食べてたら太っちゃうってのもあるんですけどね。そんな感じで自分で買い置きを用意することはほとんどしないんですね。


自分では買うことは無いんですけど、自分専用の品ぞろえで冷蔵庫に用意されていて、さらには目の前でアイスを食べられると・・・
食べたくなるんですよね~
ちょっと高い値段でも食べちゃうんですよね。

頑張って商売してる子供のために買っちゃうってのもあるんですけど、これはたぶんそういうことでなくても買うでしょうね。
ほんとうまいこと条件をはめ込んでるなぁと思います。この商売は。


「冷蔵庫に常に置いといて手軽に食べられる状態にしておく」ってことや、「買ってもらう人の好みに合わせて品物をそろえておく」ってこと、そして「自分で買いに行く手間を省いてあげる」とか、ただのアイスっていう品物に、それ以上の価値をのせてくれているので、その値段が少し高くても納得できる値段として買うことが出来るんですよね。

おまけに自分がアイスを食べてる姿を見せつけて購買意欲を刺激してきたりします。とんでもないマーケティングです。


こんな感じで順調にお金を増やしながらお金の勉強をしています。

アイスを食べすぎて太らないように気を付けようと思います。

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