ブックカバーをしない風景が潔い訳
車窓から見えるのは季節の変わり目だったりするが、
今はみんな下を向いている。
あいにく持ち合わせている小説を読み終わってしまい手持ち無沙汰になったので周囲を見回してみるとそんな具合だった。
その中で一人本を読んでいるご老人の男性がいた。
反対側の斜め席で微妙に距離があるので何を読んでいるか分からないが、
結構読み込んでいる古めかしい文庫本に見受けられる。
久々にブックカバーをしないで読んでいる人を見た気がする。
そういえばいつからブックカバーなんてつけるようになったのだろう。