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投資について~投資の種類と資産運用~

今日のテーマは「投資」についてです(^-^)/


日本の経済事情から今後は「ファイナンシャルリテラシー」についての教育が必要になっていきますが、その中で一番中心になるものは「投資」に関する教育です。


そもそも「投資」とは、将来を見込んで報酬や功績を得るために金銭や労力をつぎ込むことを意味しますが、その「投資」には3つの側面があり、その方の目的によって意味合いが大きく変わっていきます。


具体的に説明すると投資は3っに分類されます。

<投資の種類>
①資産投資
利益を得ることを目的に価値があるものに資金を投じ、利益を得ようとすること。
例:株式や投資信託などの「金融資産」に資金を投じて株式や投資信託の配当や売却益を得ること。


②経済投資(設備投資)
大きな視点での経済活動であり、国や企業などが設備や建物を作り増やすなどの大きな経済活動のこと。
例:会社で得られた利益で新しい機械を購入したり、公共機関(市役所など)を建設するなどの会社や国の経済活動。


③自己投資
仕事のスキルアップや自分磨きのためにお金を使うこと。
例:勉強して資格を取ったり、エステなどの美容にお金を使うこと。


以上の3っに「投資」が分類されていますが、どの投資も消費の先送りを行い、未来や将来のために行う活動になります。
日本では、諸外国と比べると個人ベースでは「自己投資」が中心に行われており、「資産投資」に関しては、知識がない点で抵抗があり、あまり行われていないのが現状です。


どの投資も必ず、優位性(利益・成功率)を考えて行うことが重要であり、特に「自己投資」に関しては、目標設定を明確に行わないで、「自分磨き」などの不明確な理由で行う場合は、投資に対する優位性はなく、有益な成果を上げることが難しいため、ただの浪費に繋がる可能性が高いです。


では諸外国で行われている資産投資とは、どんな投資かをここから説明していきます。


資産投資に関しては、自身の資産運用を主目的に行う投資ですが、その方法や種類は多種多様であり、大きく分けて5っの種類に分類されます。


〈資産運用の種類〉
①投資信託
特徴:投資家から集めた資金を元にプロが主に株式や債券などに投資し運用する方法。
利点: 少額投資から購入が可能であり、プロに運用方法をお任せできる。
欠点:販売手数料、信託報酬など費用が掛かる。
リスク:元本保証されていない、 商品別にそれぞれリスクが存在する。


②確定拠出年金(企業型)/iDeCo(イデコ=個人型)
○確定拠出年金(企業型)
特徴:企業や加入者が月々一定額の掛け金を出し合って運用を行う年金制度。
※企業型の場合のみ、転職した際には個人型の年金に切り替えないといけない。


○iDeCo(個人型)
特徴:個人型の確定拠出年金であり、個人で月々一定額の掛け金で運用を行う年金制度。

〈~両方の共通点~〉
利点:掛け金が全額控除対象であり、運用益全額非課税である。
欠点:60歳まで途中解約はできず、契約し続けないといけない。
リスク:将来の受取額が未確定なため、投入金額よりも受取額が下がる場合もある。


③株式投資
特徴:上場している企業の株式を購入し、価格が上がったときに売却するという方法。
利点:株の購入で配当金や保有数に応じ企業の自社製品やサービス券などが貰える。
欠点:株式売買手数料が掛かる。
リスク:元本保証がなく、企業の業績や経済環境の変化に伴い購入時よりも株価が下落する可能性がある。


④FX(外国為替証拠金取引) ※FX:Foreign eXchange=外国為替の略
特徴:ドルやユーロなどの外貨(為替)を交換・売買し、その差益を目的とした方法。
利点:土日を除く24時間取引が可能。少額投資が可能で資金よりも大きな額で取引できる。
欠点:自分自身で取引を行うため、相場に対する知識や経験の構築が必須である。
リスク:レバレッジ取引のため為替変動によっては大きな損失を抱える可能性がある。
※レバレッジ取引とは、少ない資金で大きな額の取引を行えること。


⑤仮想通貨
特徴:電子データのみの通貨を交換・売買し、その差益を目的とした方法。
利点:少額から投資が可能であり、将来的な資産価値が見込める。
欠点:将来的な資産価値が不透明であり投機的側面が高く、法整備が整っていない。
リスク:仮想通貨相場の変動により損失や取引所のハッキングによる通貨流出の懸念あり。

◆投資12種類の各特徴や難易度まとめ|成功する投資の選び方とは?より引用
https://el-lab.jp/283/


以上の5っに「資産運用」が分類されてますが、どの運用方法も基本的に元本の保証はされていません。
そのため、実際に行うためには、運用方法の特徴や利点・欠点を確認することが重要であり、尚且つ、その投資に対するリスクリワードをしっかりと考えた上で行う必要があります。

※リスクリワード:利益と損失の割合であり、その投資に対してどれぐらいのリターンがあって、どのくらいのリスクがあるかを把握すること。


ここまで資産運用の種類について説明していきましたが、資産運用は運用資金を分散することや投資期間を長期で行うことで安定した運用が行えます。また資産投資は他の投資と違い「複利」の効果を活用できる点で他の投資に比べると優位性が高く、結果が出やすい投資と言えます。

複利とは、投資によって得られた利益に対してさらに利益が付くこと。

◆リターンがリターンを生む「複利」のチカラ より引用
https://www.wealthnavi.com/contents/column/31

今後に関しては、先行きが不透明であることから投資を行い、自分自身で資産を構築していくことが必要になりますが、簡単に行えるほど投資は甘くありません。投資を行う際には必ず「優位性(利益・成功率)」を考えて行うことが重要であり、尚且つ、ご自身の資産や期待する「利回り・リスク」に見合った投資手法を取るのことが必須になります。

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