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オタク生活55年が語る若きクリエイターを”AWAKING"=覚醒させるヒント㊴

「呉爾羅」でも「GODZILLA」でもなく「ゴジラ」の想い出

週末版です。正直、いくつもの書かないといけない素材があるんですが、やっぱりサワリだけでも触れておかないとマズイよなぁ…と、言う事で『ゴジラ』シリーズです。生まれた時から存在するコンテンツですね

劇場映画の『ゴジラ』シリーズですが、最初に観たのはTV。記憶に残った作品は『モスラ対ゴジラ』でした。続いて『三大怪獣 地球最大の決戦』をテレビで鑑賞したはずです。なんで、これを混同せずに覚えているかと言えば“ゴジラは悪い奴”と“モスラの幼虫”を先に覚えたからです。この2作は(人気作だったからか)TVでの放送回数が結構あった気がしています。この放映と『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』『マグマ大使』の再放送や『マイティジャック』の放送とで、TVの中の怪獣が満載。わざわざ映画館に“ゴジラ”を見に行きたいとは思っていなかったのだと思います。
(ちなみに、劇場にゴジラを見に行く前に、第一作以外のすべてのゴジラはTVで見ていたようで、アンギラスミニラを認識していたようだ。『怪獣総進撃は』偉大であるなぁ)

そんな僕をなぜか(多分、俺がせがんだろうな…)母親が妹と共に連れて行ったのは、1971年公開の『ゴジラ対ヘドラ』!なんとも凄まじい劇場でのゴジラデビューですね(笑)。
その後に見た時との感想がごっちゃになっている気もするが、とにかく主題歌や、ヘドロアによる公害の雰囲気は怖かったです。妹が大泣きして母親がロビーに連れて出た後、一人で結構ボロボロなゴジラとヘドラのバトルを見ていた気がします。
(未見な人に、一応、解説すると『ゴジラ対ヘドラ』はかなりの異色作なのですよ。1960年代後半にスタートした、いっぱい怪獣が出てくる流れを断ち切り、一対一の死闘が蘇っています。かつ、人類の味方としてゴジラは戦ったというより、ヘドラに自分の生息域を潰されたから戦った感があります。まあ、子供には難しかったんで、次の“ガイガン”ではアンギラスともども子供の味方になっていますが。)

こうして1971年以降(うわ、49年前?)のゴジラが出てくる映画は全て劇場で見ています。(CGアニメーション版3作品も)おそらく1984年の復活(沢口靖子さんが、スゴイ演技をしているやつですね)直前の、劇場での旧作キャンペーンや三本立てで、全てのゴジラを劇場で見ています。

その際にスクリーンで第一作を見て(ビデオカセットでは見ていましたが)改めて、ストーリーや設定、特撮、俳優の演技を見て“ああ、こいつは全然違う映画だ”と認識しました。
全てのゴジラ映画の中で、ゴジラ未経験者に一本すすめろと言われたら、間違いなく第一作を勧めると思います。

(なので、最近のハリウッド版とか、シン・ゴジラしか見ていない方は、是非、第一作を見て欲しいと思います。)

ちなみに、僕は、自分の結婚式を上げたのは1991年なのですが、その披露宴に東宝の友人が手配したゴジラが花束をもって現れました。(披露宴会場わいたな~)。この頃は、その少し前に公開されたビオランテのヒットを受けて、都庁を破壊するサイボーグギドラの制作を行っていたころですね。しっかり新妻と劇場に行きました(結局、エメリッヒ以外は、全作品、付き合ってくれてるんだよな。正しいゴジラファンだわ。)

ベビー・ゴジラのスーツアクターかつ『ゴジラ2000ミレニアム』の絵コンテを書いた方と仲良くなれたり、教え子がアニメ版のキャラクターデザイナーになったり、平成シリーズや派生作品も、楽しんできたと思います。(平成版は“3式機龍”の2作が、結構好きですね)
結局、どの作品に関してもを含めて、それぞれのゴジラ映画の魅力を感じてるんですね。
鑑賞後に“おっとっと!”と思う作品もあれば、“お、意外にイケてる”と、思う作品もあれば“エメリッヒ、殺すぞ!”などと、様々な感想を持ちましたが、それでも『ゴジラ』卒業とはならずにいるのは、立派な『ゴジラ』中毒患者なのでしょうね。(笑)
ちなみに、ハリウッド版、2014、2019の2作は海外の『ゴジラ』ジャンキーが作ったものとして、一部の不満=モスラ 可愛くないぞ は有るにしても、かなり好きな部類です。

さて、先ほど未見の人には、ぜひ第一作を見て欲しいと言ったので、一番好きな作品も『ゴジラ』なのかと思われるかもしれませんが、実は違います。
やはり子供の心をわしづかみにした2作『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』は別格なんですね。
明日は(ズルいですが)合わせ技1位の2作の魅力について語ります。


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